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RUNNET TRAIL コラム

トレラン・レースリポート

  • みなと舞鶴とれとれトレイルランin 大浦

開催日:2017年5月6日(土)
開催地:京都府(舞鶴市)
距離:33km(トレイルランの部)
完走者192人/出走者196人


美しい海と、緑豊かな里山、
刻々と変わる風景も楽しめる33km

リポート/泉 しょうこさん

地元舞鶴で第一回大会が開催された、「みなと舞鶴とれとれトレイルランin大浦」に出場しました。
この大会は、地元の「舞鶴トレイル倶楽部」の方々が、美しい山と美しい海のある日本海側、大浦半島の、使われずに消えかかっていた古道や、昔の登山道を探索して、2年ほどかけて整備をし、復活させた思いの詰まったオリジナルコースです!
そんなステキな地元愛たっぷりのコースを走ってみたいと思いエントリーしました。


この大会は33kmのトレイルランの部と11kmのハイキング部のふたつの部門で開催されました。私が出場した、トレイルランの部は、竜宮浜海水浴場そばにある丸山小学校跡をスタート会場として、里山4つ、峠ひとつの最大標高はわずか556mながら、累積標高は2000mにおよぶ、アップダウンの多いコースです。

小雨が降っていましたが、スタート前から、選手はもちろん応援の方々会場全体が盛り上がり、よい雰囲気です。地元応援の太鼓演奏も!
ゲストランナーは、舞鶴にゆかりのあるという福田六花さん(なんでも曽祖父が初代舞鶴市長さんだったとか)。

トレイルの部33kmに出場したランナー。中央にはゲストランナーの福田六花さんの姿も

トレイルの部33kmに出場したランナー。中央にはゲストランナーの福田六花さんの姿も

海水浴場、里山、漁港、沢渡りの湿地帯…
次々と変化するコースが楽しい!

スタート後、約600mのロードを走ってトレイルへと入ります。最初の峠まで、少しきつめの上り!
「これもトレイルならではだなぁー」と、テンションが上がります。その分、下りは爽快に駆け抜られる! 下りながら野原地区の漁港風情が楽しめます。
ロードを経て、二つ目のトレイル区間「野原→田井」は、今度は、沢渡りが幾つもある湿地帯ゾーン。その先のふたつめの山には、絶景ポイントがありました! ここから見える若狭湾の眺めはサイコーです。
このあたりから雨が降り始め、これもまた恵の雨っていうことで、泥んこになりながら、気持ちよく駆け抜けます。

ふたつ目の山から若狭湾を望むすばらしい眺めに感激!

ふたつ目の山から若狭湾を望むすばらしい眺めに感激!

ロードからトレイルに入った途端にきつめの上り坂

ロードからトレイルに入った途端にきつめの上り坂

急勾配の上りも多いけど、こんな気持ちよく走れるコースは楽しい!

急勾配の上りも多いけど、こんな気持ちよく走れるコースは楽しい!

エイドステーションでは充実の補給食と
あたたかなスタッフの対応が嬉しい!

しばらく走ると、第1関門となる12km地点の大山エイドがあります。
ここで少し補給!私はアンパンをいただきました。
エイドの、スタッフの方々も皆さんあたたかく声をかけてくださってすごく元気が出ました。

元気が出たところで、次は約2kmにわたる上りのロード区間を経て、次の山へ。
ここはコースの中でいちばん気持ちよく走れる、景色もいい場所です!
その山頂からは長い下りが始まります。今回は雨が降った事もあり地面がかなりぬかるんでいたのと少し急な下りなので滑る滑る。軽快に走りつつも、慎重に。

下りを気持ちよく走る!
下りを気持ちよく走る!


レースの攻略は上りだけじゃない
長く続く下りをどう走るかもポイント!

観音寺周辺には88体のお地蔵さまがコース上に鎮座(縮小版88箇所巡り)され、選手を見守ってくれている。大山エイド以降の6kmの間で、コースは次々と変化して飽きません。
観音寺のウォーターエイドでヤクルトをいただきました!
観音寺から河辺由里区間は、ひたすら下りが続きます。比較的急勾配な下りが多いので、注意しながら走りたいところ。ここをどう通過するのかがポイントとなります。
長い下りが終わると次のエイドまで少しロードが続きます。あたりは田植えシーズンまっさかりの田園地帯。次なる中田エイドを目指して走ります。

舞鶴市の文化財、観音寺にはウォーターエイドが設置されていた

舞鶴市の文化財、観音寺にはウォーターエイドが設置されていた

ここではヤクルトをいただきました!

ここではヤクルトをいただきました!

23km地点手前には、第2関門となる中田エイドがあります!
ここが、この大会で最も大きなエイド。
地元の海の幸を使っている、日本海丸ごとカレー美味しかったー。
その他、天然水、かまぼこ、いちごゼリー、キャベツの漬物…、地元の物を中心とした物が盛りだくさん。私は全部いただきました。

美味しい物でエネルギーチャージ!あたたかいスタッフの皆さんに声をかけていただき元気をもらいました!

山頂ではすでにヘロヘロ、下りで息を吹き返し
最後のビーチランまでラストスパート!

さて、いよいよここからこの大会で1番高い山頂を目指します!

標高0mからいっきに500mへの長い登りが始まります。
山頂手前にはもうヘロヘロに。

なんとか歩いて歩いて、やっとたどり着いた山頂。
山頂にはウォーターエイドがありコーラをいただきました。
コース内最高の山頂だけあって、眺めも素晴らしい!


またまた、優しいスタッフの方々に声をかけてもらい元気をもらったら、残り約5kmの下りです。
下りになると、がぜんテンションが上がる私です!長い登りが思うように走れなかった分、ゴールまでの下りはいっきに駆け抜けました。

きもちいいーーー!
最後の山道を抜けると、スタート地点の旧丸山小学校そばの砂浜を走ります。
海辺の景色も雰囲気もサイコーなんですが最後の最後で砂浜を走るのが脚にこたえます(笑)。
4時間54分50秒で無事にゴール!
すごく、ステキな気持ちのよい絶景も楽しめるコースで本当楽しかったのと、スタッフの方々や地元地域の皆様のあたたかい応援で心も癒されました。

山頂のウォーターエイドからはよい景色が広がっている
山頂のウォーターエイドからはよい景色が広がっている

このコース最後の山、多祢山の中腹にある多祢寺(たねじ)からの眺望
このコース最後の山、多祢山の中腹にある多祢寺(たねじ)から
の眺望


最後の最後にきついビーチラン。濡れて硬めになっている波打ち際を走る!

最後の最後にきついビーチラン。濡れて硬めになっている波打ち際を走る!

見てくださいこのゴール!手作り感満載ながら、ずらりと並んで温かく迎えてくれるスタッフのみなさん!

見てくださいこのゴール!手作り感満載ながら、ずらりと並んで温かく迎えてくれるスタッフのみなさん!

ゴール後は、地元のふるまい料理がいただけました。
ご飯に焼き魚、そして魚のあら汁と、海辺らしいメニューはどれもすごくおいしくて、嬉しかったですね。

ゴール後はおいしい焼魚とあら汁をいただきました!


ほかにも会場には、いろいろな出店があり、レース後も楽しめます。
コースも会場も応援もスタッフの皆さんもとてもステキで大満足!素晴らしい大会でした。



泉 しょうこさん

ランニング歴4年。京都府在住。
フルマラソンの自己ベストは 3時間25分46秒。
今年からウルトラにも挑戦。また、今回この大会でトレイルデビューとなった。
「今後はいろいろな大会に出場して、楽しみながらもそれぞれで入賞を目指していきたいです」(泉さん)