RUNNET TRAIL コラム
富士の裾野で鍛える最強トレイルランナー
第6回
北丹沢12時間山岳耐久レース(2008年)優勝
宮原 徹 さん |
坂道練習で筋力アップ
2008年7月に開催された北丹沢12時間山岳耐久レースは気温が30℃を超え、完走率も大会史上初めて50%を切る厳しいものとなった。そのレースで2位に10分差をつけて優勝し、大会2連覇を果たしたのは宮原徹さん(当時26歳)。 |
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通勤ランがベース、週末はトレイルへ
宮原さんの一日は、自宅から駐屯地までの通勤ランで始まる。着替えなどの荷物を背負い、約7kmの距離を40分ほどかけて走る。それほど速いペースではないように感じるが、自宅から駐屯地までは300mも高度が上がる。行きは上り続け、帰りは下り続けることになる。 |
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宮原 徹(みやはら・とおる) 1982年生まれ。滝ケ原自衛隊所属。2006年の富士登山競走で2時間32分40秒の驚異的な大会新記録を樹立。以後、国内のトレイルレースでは無敵を誇り、現在日本最強の呼び声の高いトレイルランナー。世界の強豪が集うキナバル国際クライマソンでも2008、2009年と準優勝を果たしている。 |
写真/青山義幸