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RUNNET TRAIL コース

あの人気レースのラクチン部分だけを走る

  • 第9回:
  • あの人気レースのラクチン部分だけを走る

青梅丘陵(東京)

  • 約10.0km
  • 2時間

 駅から駅へのトレラン。典型はJR青梅線にある。終点奥多摩駅を目ざす青梅線、青梅駅を発つといきなり進行方向右側からぐんぐん山が迫ってくる、左には多摩渓谷が見え隠れしてくる。青梅駅から先の線路に沿ってすぐそこに奥多摩の山と渓谷がある。そう、青梅駅の先はトレランコースだらけといっていい。
 で、これは青梅線青梅駅を過ぎて5つ目の軍畑(いくさばた)駅から走り出し、青梅駅に帰り着く2時間ほどのコース。実はここは「青梅高水山トレイルラン」のレースコース、でもこの進み方は下り基調の復路編、平坦でラクチンだ。
 具体的に行こう。軍畑駅で下りたら(無人駅、スイカかパスモで改札を出る)、青梅駅側の踏切を渡って舗装路を北へ。ゆるやかな上りを進むと10分もかからず分岐、平溝橋。「高水三山」の案内があるけどそっちには進まず、駅からの舗装路をそのまま北上。くねくねカーブをいくつか過ぎると、右側に「青梅丘陵ハイキングコース」のサイン。ここが榎峠。今回のコース、尾根筋のとりつきだ。
 ここからトレイル。急な上りをいくつか繰り返すと雷電山。もう安心していい、この先から下りベースだ。途中、辛垣城址なるピークがあるけど、コースは巻き道だ。名郷峠を過ぎ、さらに気持ちよく進むと41番送電線鉄塔。その先にどんと開けた北斜面、絶景かな。
 コースは南に転進するけど下り基調は変わらず爽快痛快。道幅が広くなったら矢倉台。横に見張りやぐらであったと説明書きがある。そこからは右手に青梅の街を見下ろして走ることになる。10分ほどで鉄道公園に到着。
 青梅駅に向かう途中、街になつかしい昭和の手書き映画看板とおそ松くんが待つ。青梅の街はレトロなのである。お楽しみ。

 トレイルの幅はそれほど広くない。ハイカーを追い越す時は気をつけて

トレイルの幅はそれほど広くない。ハイカーを追い越す時は気をつけて

 名郷峠の案内板

名郷峠の案内板

 青梅高水山トレイルランのコースでもある

青梅高水山トレイルランのコースでもある

コース

※マップのコースは手動で作成しております。多少の誤差はご容赦ください

内坂 庸夫

内坂 庸夫(うちさか・つねお)


雑誌『ターザン』でトレランの連載「Trail run king」「Trail run,ran,run」を担当。多くのトレイルコースをガイドしている。初フルマラソンは2007年東京マラソン、3時間46分。
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