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RUNNET TRAIL コラム

トレラン・レースリポート

  • 第7回 七時雨マウンテントレイルフェス "CALDERA TRAIL"

開催日:2019年6月2日(日)
開催地:岩手県(八幡平市)
種目:
【ロング男子33km】 完走266人/出走278人  完走率95.7%
【ロング女子33km】 完走47人/出走50人 完走率94.0%
【ミドル男子18km】 完走158人/出走160人 完走率 98.8%
【ミドル女子18km】 完走64人/出走64人 完走率100%

トレイル率99.9%! 山々の大パノラマ、川、滝、牧場。豊かな自然とたっぷり戯れる

リポート/佐藤 伸也さん

今回出場したのは、岩手県八幡平市の北上川水系の最北端に位置する七時雨(ななしぐれ)山を舞台に行われた「七時雨マウンテントレイルフェス」です。
トレイルランの魅力はたくさんありますが、私がもっとも惹かれたのは野山を駆け回るアドベンチャー感。友人から、その感覚がたっぷり味わえそうな地元開催のこのレースを勧められたのが出場のきっかけでした。種目はロングの33km。3度目の出場となる今年の目標は5時間切りです。週1回の山登りと10kmのランニングで備えました。


佐藤さんの装備
レース当日は天気が良く暑くなることが予想されたので、水1ℓ(各エイドでの補給が前提)、塩タブレット、ジェル少々、熊鈴、エイドキット、マイコップ、念のためのシェルを装備しました。


牧場から白馬の先導でスタート!!

会場は七時雨山荘のある山裾の牧草地。地元八幡平市のご当地ヒーロー「ハチマンタイラー」が馬にまたがり先頭を切ってスタートします。

序盤は牧草地を緩く駆け上がり、第1エイド前を横目に田代山(945m)を上っていきます。田代山はレース前半の中では、ややタフな上り。この後控えているコース内最高峰の七時雨山(1063m)も想定し、ビギナーの方はとくに体力を温存しながら上ったほうがいいと思います。田代山頂上からの景色は、目の前に七時雨山と牧草地を望むことができる絶景です!

田代山頂上から見えるのは次なる相手、七時雨山

田代山頂上から見えるのは次なる相手、七時雨山

第1エイドの名物、巫女エイド(!)

第1エイドの名物、巫女エイド(!)


6km地点の第1エイドを通過し牧草地を抜けると、次は七時雨山の上りです。今回のコースの中ではいちばんの難所となりますが、まだまだレース中盤。後半のことを考えると脚を残しておきたいところ。北峰を上り、少し下って南峰を上ります。南峰からは急な下りが待っているので足元は慎重に運びました。

北峰頂上でのスタッフさんの気合いの入った仮装!ランナーを喜ばせようとするサービス精神が伝わります。疲れた身体に元気をもらえました!

北峰頂上でのスタッフさんの気合いの入った仮装!ランナーを喜ばせようとするサービス精神が伝わります。
疲れた身体に元気をもらえました!

七時雨山前に広がる牧草地

七時雨山前に広がる牧草地

七時雨山の上りは青々とした広葉樹林です

七時雨山の上りは青々とした広葉樹林です

南峰頂上からは岩手県の最高峰、岩手山の雄大な姿を見ることができます

南峰頂上からは岩手県の最高峰、岩手山の雄大な姿を見ることができます

七時雨山からの下りの九十九折から解放されると、気持ちの良い牧草地へ!ここも絶景ポイントのひとつ

七時雨山からの下りの九十九折から解放されると、気持ちの良い牧草地へ!ここも絶景ポイントのひとつ


牧草地を抜けると第2エイド(13km地点)。第2エイドから第3エイドは比較的走れる区間ですが、まだまだ中盤ですので、7〜8割の力で飛ばしすぎずに進んだほうがいいと思います。

途中で川もザブザブ渡ります!

途中で川もザブザブ渡ります!

終盤戦前、滝と神社の徒歩区間でリフレッシュ!

日本の滝百選にも選ばれている名爆、不動の滝がある第3エイド(21km地点)へ。ここからレースも終盤戦。ラストスパートへ向けてしっかり補給しておきたいところです。

第3エイドは食べ物の種類もいちばん豊富。名物のわんこ蕎麦も堪能できます

第3エイドは食べ物の種類もいちばん豊富。名物のわんこ蕎麦も堪能できます

ご当地キャラの「そばっち」もランナーを応援!

ご当地キャラの「そばっち」もランナーを応援!


第3エイドを出たら、パワースポット・不動の滝と桜松神社へ。桜松神社内は歩行区間(走行禁止)になっていますので、ここは高さ15mの滝のマイナスイオンに癒されつつ、しばしのリフレッシュ!

神聖な空間をしばし歩きます

神聖な空間をしばし歩きます

拝殿の奥にある不動の滝。緑とのコントラストは圧巻

拝殿の奥にある不動の滝。緑とのコントラストは圧巻


不動の滝をあとにすると、ここからが本番。第4エイド(26km地点)を越えて30km地点までは、走れそうで走れない、でも走らなくてはならない上り(笑)なのです。これが消耗した身体にじわじわとこたえます。

最後の第4エイドでは民族風の衣装に身を包んだスタッフの皆さんから温かなエール!

最後の第4エイドでは民族風の衣装に身を包んだスタッフの皆さんから温かなエール!

林道を抜け、七時雨の麓の牧草地が見えてきたら、あとは皆が待っているフィニッシュゲートへラストスパート! 4時間58分50秒、無事5時間切りの目標を達成できました。

運営に関わるすべての方々がサービス精神いっぱいのおもてなしでランナーを温かく迎え入れ、そして力強く背中を押してくれる、七時雨マウンテントレイルフェスはそんなステキな大会です。


■次回参加の方へのアドバイス

走れるところが多いコースだけに、中上級者の方はグングン走力で押していけると思います。初級者の方は、前半での組み立てやエイドでしっかりと補給できるかが完走へのカギになると思います。


前夜祭の様子。地元八幡平市や岩手産のこだわり食材を使用したBBQ、地ビールなどを味わいながら、楽しい時間を過ごせました

前夜祭の様子。地元八幡平市や岩手産のこだわり食材を使用したBBQ、地ビールなどを味わいながら、楽しい時間を過ごせました

会場の半径7km以内に民家なし!前泊で満天の星空を楽しみにする人も

会場の半径7km以内に民家なし!前泊で満天の星空を楽しみにする人も


写真/三浦学、佐藤信也


リポート/佐藤 伸也さん

秋田県鹿角市出身、岩手県盛岡市在住。39歳。美容師。もともと山が好きで登山やバックカントリースキーを楽しんでいたところ、トレランと出会い、そのアドベンチャー感に強く惹かれる。以来3年、東北地方を中心に30〜50kmのレースにチャレンジ中!次なる目標は、8月に秋田の真昼山地で開催される新大会「OSJ MAHIRUSANCHI TRAIL 50K」で完走することです!