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RUNNET TRAIL コラム

トレラン・レースリポート

  • 大紀町シーサイドトレイル

開催日: 2019年2月2日(土)
開催地: 三重県(大紀町)
距離:
【ロングコース23km】出走431人/完走422人/完走率97.9%
【ショートコース11km】出走212人/完走212人/完走率100%

海&山の絶景とテクニカルなコース。トレイルの魅力が詰まった新大会

リポート/石黒 紀代美さん

名古屋から2時間弱、とアクセスのいい三重県大紀町。姫越山や近畿自然歩道を舞台に、海を眺めながらトレイルを走れる素敵な大会が新しくできるということで、友達と一緒に参加することにしました。エントリーしたのは、ロングコース23km、累積標高1500m+。3週間前に試走会で全コース走っていたので4~5時間くらいで走り切ることを想定して臨みました。

●コースマップ
http://www.nature-scene.net/taiki/coursemap/


石黒さんの装備
試走の感触から、用意した水分は1リットル。補給食は、塩豆大福を3個+予備グラノーラバー1本。大会当日は晴天だったので、ウエアは半袖にアームカバーとランスカ。走るには、これで十分でしたが、念のため薄手のウィンドブレーカー上下を持ちました。


急登、急降下、つづら折りのテクニカルコース

会場は、錦向井ヶ浜遊パーク トロピカルガーデン。コースの全容は、3つの山を登って降りるもの。南国のようなビーチの会場をスタートし、1kmほどで山のトレイルに入りました。

いざ、記念すべき第1回大会のスタート

いざ、記念すべき第1回大会のスタート


沿道には地元の方の大漁旗の応援も!

沿道には地元の方の大漁旗の応援も!

テクニカルなアップダウンが続く

テクニカルなアップダウンが続く


ひとつ目の山、姫越山(ひめごやま)の急登を登りきると、山頂できらめく海跡湖、熊野灘との絶景に出会います。木々のアーチの中を駆けながら、軽快な下りも、急降下もあり! 急降下ゾーンはつづら折りの道が続き、走っては急カーブを曲がる、の繰り返しを上手く走らなければいけません。そんなテクニカルなコースが得意な選手にはきっとたまらないコースです。

山頂からのこの景色!

山頂からのこの景色!

絶景のご褒美が幾度も!

絶景のご褒美が幾度も!


山を降りた所でエイドステーション、そして目の前は海(たまご浜)。水、コーラ、果物に加えて、スープもありました。温かいスープは、胃腸に優しく嬉しかったです。しかも美味しい!


ふたつめのピーク、座佐の高(ざさのたか)を降りきると、2回目の浜へ。砂浜を少し走った先には、3つめの山の入り口が待っています。波音を聞きながら急登を登るという新鮮な体験をしながらも、脚の疲労はいよいよmaxに・・・! 木々の隙間からビーチが見えてきたら、ゴール間近です。

ビーチに向けて最後のロードをダッシュ
ビーチに向けて最後のロードをダッシュ


笑顔のゴール!

笑顔のゴール!

美味しいイカの味噌漬け焼き

美味しいイカの味噌漬け焼き


ゴール会場では、地元の特産品の干物や海藻味噌汁のふるまい、地元酪農家のスイーツまで並んでのおもてなし。選手たちに楽しんでもらおうとする地元の方々や大会スタッフの笑顔が、参加者みんなを笑顔にしていた……そんな温もりを感じる大会でした。


■次回参加の方へのアドバイス

上位や記録を狙いたい方

●スタートから登山口までのロード1kmを辛くてもハイペースで頑張りましょう。登山口を入ると直ぐに急登のシングルトラックになり、渋滞が始まります!

●テクニカルなつづら折りの下りは、ガレ場もあるのでケガに注意しながらではあるものの、テンポ良くうまく行けるととても気持ちいいと思います。

初心者の方

●この大会のショートコースは、山も海も楽しみながら、自然のなかを思い切り走れるので、トレイルの魅力を味わうのにぴったり。山頂から見るキラキラした海の景色、ゴール直前の木々の隙間から見えるビーチの青さには感動すること間違いなしです!


リポート/石黒 紀代美さん

愛知県在住。今大会では女子総合5位入賞。
5年前、マラソンの練習を兼ね、夏でも涼しい山を走ったのを機にトレランをスタート。
季節を感じながら自然の中を走れるのが楽しく、以来トレランの大会、山岳ナビゲーションの大会や夏山登山を楽しみ、安全に山遊びの幅を広げるべく活動中。
今年の目標はUTMF 完走。「不安もありますが、100マイルの距離に挑戦出来ることがとにかく嬉しい。なんとしても完走したいと思ってます!」