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RUNNET TRAIL コラム

トレラン・レースリポート

  • 関東嵐山を走る! 第2回御前山トレイルラン大会

開催日:2017年11月5日 (日)
開催地:茨城県(東茨城郡城里町)
距離:約27kmロング、約19kmミドル 、約10kmショート 、約6kmハイキング

27kmロング 完走者 122人/出走者 125人
19kmミドル 完走者 96人/出走者 98人
19kmショート 完走者 111人/出走者 114人

風光明媚な「関東の嵐山」の山々を駆け抜ける!

リポート/松丸 真幸さん

茨城県の北西に位置する御前山(ごぜんやま)。風景が京都の嵐山によく似ているので「関東の嵐山」と言われています。四季折々の自然を楽しめるハイキングコースが整備されているこの山を会場にした大会のコースも、変化に富んだ飽きのこない設定になっています。 

スタートとゴール会場は「道の駅かつら」の駐車場前。すぐそばには、透明度の高い那珂川が流れていて、とてもきれいで素晴らしいロケーションです。

昨年は19kmのミドルの部で優勝できたので、第2回目の開催となる今回はボリュームのある27kmのロングの部に挑戦。レース前に軽くjogと流しを入れ、身体の動きを良くしてからスタートラインへ立ちます。

松丸さんの装備の工夫

走っているときにジェルが落ちないようにランパンをファスナー付きにしました。アップダウンの激しいトレイルでも落ちなかったので良かったです。また、サングラスは偏光レンズのものに。この大会のように常に光の変化あるトレランだと、森の中に入って暗くなったり、急に明るくなってもダメージを受けにくくおすすめです。

27kmロングの部、スタート! この後、勢いあまってコースを…?

27kmロングの部、スタート! この後、勢いあまってコースを…?

まずは水の枯れた川を駆け下りる!
ゴロゴロした石の上を注意深く攻略

いよいよスタート! 初めから勢いよく先頭で飛び出しましたが、力がありあまって、いきなりコースを間違えてしまいました。まあ、そこはご愛嬌。コースに素早く戻り、まずは皇都川を約1.5km走ります。皇都川は、水の流れていない枯れた川。石が多数ゴロゴロしているので、重量級の自分にはとても走りづらく、この序盤でいきなり足を捻らないように注意が必要でした。この時点で10位前後を走行中。

川のセクションが終わると、今度は林道の上り坂。上りは得意なので、ここで一気に順位を稼ぎます! 

3番目を走る招待選手を追い抜き、前にふたり見える位置で、単独3位を走ります。とはいえ、頑張っているもののなかなか追い付けず。まわりの上位陣は、専門のトレイルランナーたちの強豪揃いです。

かつての川底である石だらけの下り坂。雨の日のみ水流が生まれます。着地に細心の注意が必要!
かつての川底である石だらけの下り坂。雨の日のみ水流が生まれ
ます。着地に細心の注意が必要!


10kmで両ふくらはぎにトラブル発生。
上りの貯金と応援パワーで耐える…!

10kmくらい走った所で、両脚のふくらはぎが張ってきた! 1週間前に練習で30km走をしたダメージがどうやら回復してなかったようです。序盤でこんな状態で大丈夫だろうか?と不安になるものの、ここはガマンして粘るしかないと思いました。

杉並木、そして最高地点である井殿山の尾根沿いを越え、ここから一気にトレイルを下ります!

途中、見晴らしの良い絶景ポイントを通過しました。飛ばし過ぎてよそ見していると危うく落ちてしまいそうなので、ここは慎重に進みます。長いトレイルの下りでは後続に追いつかれて順位を落とすと思いましたが、上り坂で稼いだ貯金があったため、まだ3位をキープ。

この日初めておろしたシューズ、スイスブランド「On」のトレラン専用モデルがテクニカルな下りのトレイルにうまくフィット。軽くてグリップ力があり、身体をしっかり支えてくれました。
この日初めておろしたシューズ、スイスブランド「On」のトレ
ラン専用モデルがテクニカルな下りのトレイルにうまくフィッ
ト。軽くてグリップ力があり、身体をしっかり支えてくれまし
た。


下り終わって向かったのは御前山ダム。スケールが大きくて迫力満点の景色です! しかし、それとは裏腹に自分の脚はすでに限界点に…。キツくて気持ちがネガティブになり、失速してしまいそうでした。でもダム付近で待っていたのは沿道からの応援。この応援で元気が湧いてきました。ありがとう!

残り5km。
キツい上り、そして最後のトレイルで順位の攻防戦!

ダムを過ぎると今度は、清流・那珂川を眺めながら走ります。1位と2位の選手を視界にとらえたものの、ここは自分との戦い。4位の選手はすぐ後ろまで来ていました。ここでミドルの部を走っていた妻に追い付き、ひと声かけて進みます(妻はその後、女子の部で優勝。すごい!)。

那珂川に別れを告げると、再び「関東ふれあいの道」に戻り、一気に上ります。うわー!ここはキツいな…!と思いましたが、沿道のスタッフの皆さんから応援をもらい、またまた元気に。感謝です!

そして最後の勝負どころ、アップダウンのある御前山のトレイルに入ります。あと5kmとはいえ、もう脚はガクガク。上り坂は歩きに近いスピードです。

トレイルレースのほかに家族で参加できるハイキングの部も。全体的にアットホームな雰囲気
トレイルレースのほかに家族で参加できるハイキングの部も。
全体的にアットホームな雰囲気


ゴールまであと少しでしたが、後ろを走っていた招待選手に、ついに追いつかれてしまいました。しばらくは前を走って持ちこたえましたが、もう身体が限界。4位に後退しました。ここからは踏ん張って、順位をキープしたい! 呼吸を整え、新鮮で美味しい空気をたくさん吸って気持ちを切り替えます。

美味しい空気を思いきり吸い、
最後の気力を振り絞ってラストの下りへ!

集中力を切らさないようにアップダウンのあるトレイルを駆け巡っていると、聞こえてきたのはゴール会場のアナウンス! もうすぐゴールです。ラストは下り。油断しないよう、しないよう注意して下り終えると、那珂川と再会。ついに最後の直線に入り、ラストスパート! 4位を守ってゴールしました。キツかったですが、楽しかったです!

トレイル初心者にも挑戦しやすい低山コース

ゴール後は、豚汁のサービスがありました。疲れたレース後には、何ともありがたいご褒美。「美味しい!」。うれしい限り。ごちそうさまでした!

最後に、御前山は低山なので、初めてトレランに挑戦するにはオススメの大会です。またアットホームな雰囲気も魅力のひとつ。ぜひとも山紫水明の「関東の嵐山」を体験してみてください。

最後まで集中を切らさずに走り終えることができました!
最後まで集中を切らさずに走り終えることができました!



板垣 渚さん

茨城県在住の会社員。
トライアスロン、ランニング歴24年。フルマラソン自己ベストは2時間35分。
トレラン大会は年間3レース程度参加している。
「目標は、楽しく走って上位入賞することです」(松丸さん)