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RUNNET TRAIL コラム

トレラン・レースリポート

  • 第3回 奥比叡仰木棚田トレイルラン

開催日:2017年7月30日(日)
開催地:滋賀県(大津市)
距離:28km、16km
28km 完走者177人/出走者194人
16km 完走者152人/出走者155人

夏場の暑さ対策がカギ! 
勇壮な太鼓で盛り上げてくれる、初心者にもおすすめの大会。

リポート/板垣渚さん

この大会には第1回から三年連続で参加しており、今年は去年と同じく28kmの部に出場しました。去年はカンカン照りでとても暑く感じたのですが、今年は雲に覆われ、真夏のトレイルラン大会としては、走りやすい気候なのかなと感じました。

地元の「仰木太鼓」がスタート&ゴールシーンを彩る!

地元の「仰木太鼓」の力強い響きが力走を讃えてくれる

地元の「仰木太鼓」の力強い響きが力走を讃えてくれる


さて、このトレイルラン大会は比叡山系の山々に上り、仰木地区の棚田風景の中を駆け抜けていくというもの。スタートとゴール地点は同一で、大津市仰木の太鼓会館という会場です。スタート時は地元の方々の、千年以上続くといわれる勇壮な「仰木太鼓」の演奏に見送られ、またゴール時にも力強い演奏で迎えてくれました。ほかの名だたるトレイルラン大会と比べて、小規模で地域色が強く、和やかな雰囲気で気軽に参加できる大会です。

初心者にもトライしやすい距離とコースレイアウト

コースの大まかな流れは、発着地の太鼓会館をスタートしたら、まず奥比叡と呼ばれる標高600m級の仰木の山々を登り、小刻みなアップダウンを経てから山の麓の棚田が広がるエリアへ下り、ロード区間を経て太鼓会館に戻る、というもの。コース全体ではトレイル率もそこまで高くなく、舗装された林道の割合が高いと感じます。スタート方式が事前タイム申告によるウェーブスタートのため、終始混雑もなく自分のペースで走ることができました。距離も「16kmの部」と「28kmの部」があり、トレイルラン初心者にも参加しやすい設定になっています。

暑さ、そしてスピードレースの展開が脚に堪えた後半!

ここからは、実際に参加した私の個人的なレース感想をレポートします。

トレイルランやウルトラも含めマラソンの大会には複数参加してきましたが、この大会には指折りのキツさがあります。それは“暑さ”。コース設定自体の距離・獲得標高の難易度は決して高くないのですが、何よりも真夏の開催時期が大敵になっていると思います。

前半のトレイル主体のコースでは、直射日光を遮る木々、木陰のおかげで涼をとることが可能ですが、獲得標高がそこまで高くはなく、また舗装路が多い分、走ることができる箇所がほとんど。そのため、レースがおのずと速い展開になります。速いレース展開により、足を消耗した状態で、後半の何も直射日光を遮るもののない棚田ロード区間に入っていきます。ここでは真夏の気温・湿度によりさらに消耗することになります。ロード区間とはいえ、アップダウンもあり、消耗した状態ではかなりキツいです。

※以下の写真は2016年大会の様子

太鼓の響きに気持ちもたかぶるスタート。前半はスピードレース!
太鼓の響きに気持ちもたかぶるスタート。
前半はスピードレース!

前半は仰木の山々へ向かう上り坂。沿道には滋賀県名物「飛び出し坊や」の看板も!
前半は仰木の山々へ向かう上り坂。
沿道には滋賀県名物「飛び出し坊や」の看板も!



夏場だからこそ大切! 給水・給食の状況は?

エイドステーションが5ヵ所設置されていたほか、地域の方々による私設エイドも。「ゴール後には冷えたトマト、キュウリの用意がありうれしかったです。また有料ではありましたがこの時期にうれしいかき氷や、紫蘇ジュース、お弁当の販売もありました」(板垣さん)

エイドステーションの数は十分だったが、なんといっても夏場。自分のペースでこまめに給水できるよう準備したほうがベター。

やはり、この時期には熱中症のリスクもあるため、参加される方は、エイドでの水分補給のみならず、十分な水分を持ち合わせること、全体的なペース配分を考えることが必要です。力を出し切って太鼓会館への坂道を登り終えた先に待つゴールテープを切れた達成感は相当のもの! 

ただし、あくまで、レースペースには個人差があると思います。スピードレースの波に乗っていかず、のんびりとマイペースで走るならば、まったく違う感想になるのではないでしょうか。つまりこのように、トレイルラン初心者から上級者まで満足できるような大会です。

アフターレースも快適。のどかな里山の幸を味わう

ゴール後はクーラーの効いた太鼓会館で着替えもでき、みずみずしい地産のトマト・キュウリをいただきました。有料の紫蘇ジュースとお弁当までいただいて、無料送迎バスで駐車場まで送ってもらって帰ることができ、とても快適にアフターレースを過ごすことができました。

滋賀県在住の方のみならず、興味を持った方は来年の参加を検討してみてはどうでしょう?


板垣 渚さん

滋賀県在住。ランニング歴10年、トレイルラン歴3年。今大会3回目の参加にて28kmの部で初優勝。最近はもっぱらトレイルランに力を入れ、UTMF・富士登山競走の完走を目指して練習しています