RUNNET TRAIL コラム
イメージを追い求め、富士登山競走優勝
第12回
富士登山競走(2008年・山頂コース)優勝
横山 忠男 さん |
身体と相談し体調管理を万全に
横山さんの勤務スケジュールは、とてもハードなものだ。週ごとに勤務形態が変わるため、夜勤の週は思うようにトレーニングができない日も、たびたびある。土日祝日は完全休暇とはいえ、体調管理には特に気を配っているとのこと。 |
2008年の富士登山競走は体調不良の中でもあきらめず、終盤に逆転劇を演じた |
あくまでベースは普段通り
レース前でも、トレーニング内容をさほど変えないという。2008年の富士登山競走直前のトレーニングも、 |
2008年の富士登山競走は体調不良の中でもあきらめず、終盤に逆転劇を演じた |
身体が記憶する いいイメージ
常に念頭にあるのは、トップ争いに絡むようなレース展開。そのせいか「普段のランニングも、自然とペースが速くなってしまいます」と言う。なかなか、楽しみながらとはいかないようだ。 |
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トレイルとロードはバランスよく
「トレイルを走ることで、一番は心肺機能が鍛えられて、ロードでも後半の持ちが良くなると思います。腰が落ちずに走り切れて、フォームもバランスも良くなると思います」 |
2009年7月はイタリアのトレイルレースにも出場。途中立ち寄ったスイスで「スイスアルパインマラソンダボス」の会場にも駆け付けた(写真左から3人目) |
![]() 横山 忠男(よこやま・ただお) 1970年生まれ。群馬県前橋市在住。中学、高校と陸上部に所属。社会人になってから出場した山田昇杯をきっかけに、トレイルの世界へ。数々のレースに出場し、一躍トップクラスのランナーに。2008年には富士登山競走で優勝を飾り、キナバル・国際クライマラソンでも3位に入賞した。 |
写真/松岡幸一、フィールズ、本誌編集部