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なぜスーパーマーケットが駅伝に力を入れるのか? 吉田響選手を迎えたサンベルクスの本気度
左からサンベルクス陸上部の田中正直総監督、吉田響選手、指導する瀧川大地さん、サンベルクス陸上部GMを務める鈴木優喜朗専務 |
今年の箱根駅伝2区で区間2位ながら日本人歴代最高タイム(23.1km=1時間5分43秒)をマークし、3月に創価大を卒業した吉田響選手が実業団のサンベルクスとプロ契約を締結。その記者会見が4月2日、東京都足立区のサンベルクス本社で開かれました。
マラソンとトレイルの“二刀流”で活動する吉田選手は「サンベルクスの名を背負って、今年度はニューイヤー駅伝8位入賞と、初マラソンで日本記録(現在は2時間4分56秒)を出すのが目標です」と語り、7月に参戦予定の富士登山競走では大会記録(2時間27分41秒)を上回る「2時間切りを狙いたい」と明かしました。練習は神奈川県横浜市を拠点として基本的に一人で行いますが、吉田選手のコーチングとマネジメントを担当するOver Whelmingの瀧川大地さんは「彼はあまりトラックで練習せず、クロカンなどの不整地を一人で走るのが合っているのです」と話しました。
首都圏でスーパーマーケットを展開するサンベルクスが実業団駅伝に力を入れているのはなぜなのか、会見に出席した鈴木優喜朗専務がその理由を説明しました。
「当社は業界ではトップレベルの業績を上げています。しかし、自動車やITなどの上場企業と比較すると、平均よりちょっと上のレベルです。物価上昇の中、我々の業界がもっと頑張って、上を目指さなければいけないと思っています。吉田選手に参画していただき、(駅伝で)日本を代表する企業に勝つことで、社員や同じ業界で働く人たちが『自分たちにもできる』というマインドを醸成する必要があると考えています」
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早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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