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46歳で2時間23分27秒! パリパラリンピック代表が実施する「しゃがむストレッチ」

2024年9月02日

8年間のストレッチでここまでしゃがめるようになりました!

8年間のストレッチでここまでしゃがめるようになりました!


8月28日にパリパラリンピックが開幕しました。30日に行われた5000mで4位(15分16秒)となり、9月8日のマラソンにも出場するのがブラインドランナーの和田伸也さん(47歳)です。
和田さんは46歳で迎えた今年2月の別府大分マラソンで2時間23分27秒とT11(全盲クラス)の世界記録となる自己ベストを樹立。全日本マラソンランキング46歳の部でも1位に輝きました。

そんな和田さんが2016年から続けているのが「しゃがむストレッチ」。同年のリオデジャネイロパラリンピックで1500mと5000mが6位、マラソンが5位だった結果を受けて「世界の上位と闘うためには足首や股関節周りの硬さを改善して推進力につなげることが必要」と始めたといいます。毎日数分継続し、独自のストレッチも加えることでひざが90℃も曲がらなかった状態から、現在は前傾姿勢なら下までしゃがめるように変化しました。


2016年当時はこれで限界でした。

2016年当時はこれで限界でした。


この間、マラソンでは39歳だった16年の福岡国際マラソン(2時間32分11秒=当時の日本記録)から、7年余りで約9分も短縮。21年の東京パラリンピックでは1500m銀メダル、5000m銅メダルを獲得しました。
「柔軟性が向上したことで地面に力を加えやすい姿勢が取れるようになり、スピードの維持が楽になりました。また、長年悩まされていたかかとの痛みがなくなりました」と語ります。
発売中のランナーズ10月号では和田さんのしゃがみ方に加えて、より深くしゃがめるようになるための独自のストレッチも紹介しています。



ランナーズ10月号 8月21日発売!


本気になれば達成できる!?
徹底分析・マラソン「サブ3.5」

2023年度のフルマラソン完走者で3時間30分切り(サブ3.5)を達成したのは上位12.2%、つまり約8人に1人。大会によっては「アスリート枠エントリー」が可能となる、「アスリートの世界」に足を踏み入れる記録と言ってもよいかもしれません。
本特集では各種データや専門家の考察など「フルマラソンサブ3.5」を様々な角度から分析しました。

46歳で2時間23分のブラインドランナーが推奨
加齢に克つ「しゃがむストレッチ」

全盲ながら昨年度の全日本マラソンランキング46歳1位(2時間23分24秒)で、パリパラリンピック日本代表(5000m・マラソン)の和田伸也さん(47歳)が40代中盤になっても自己ベストを更新し続ける一因が「しゃがむストレッチ」。
まずは自身がどれだけしゃがめているか、「しゃがみ力診断」でチェックしてみてください。

第77回富士登山競走
日本一の頂へ挑んだ50~60代ランナーたち

7月26日に山梨県で「第77回富士登山競走」が開催されました。高低差約3000mを駆け上がる「山頂コース」には1661人が参加。制限時間内に完走したのは678人、そのうち50歳以上は227人(完走者全体の33.5%)、60歳以上は19人(同2.8%)でした。忍耐力はもちろん、高い筋力が求められる同大会にどのように挑んでいるのか、完走者を取材しました。



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