本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

トピックス

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

「屋外ランよりも衝撃が少なく故障しづらい(⁉)」夏や梅雨にお勧めトレッドミル走

2024年6月20日


いよいよ日本列島の暑さが本格化。さらに、梅雨を迎えると雨の日も続いて走り出すハードルが高い季節となります。そんな時でも快適に走れるのが空調の効いたジムでのトレッドミル。屋外で走った方が練習の効果があるのでは? と思う方もいるかもしれませんが、欧米のトップ選手は積極的にトレッドミルを活用しています。現在発売中のランナーズ7月号ではこれからの時期に向けて「ジムラン」を特集していますが、ここではその中からトレッドミル走行と屋外走行の違いを専門家が解説した内容を抜粋して紹介します。


********


普段屋外を走っているランナーがトレッドミルで練習するメリットはあるのでしょうか? まず、自身もほとんどトレッドミル上での練習のみでサブスリーを達成したという、医師の北原拓也先生に話を聞きました。

「屋外のランニングとトレッドミルはそれぞれ利点があります。屋外だと様々な環境の変化に対応する必要があるので、強いメンタルが作れるでしょうし、雨や風の時の練習にもなるでしょう。一方、トレッドミルの利点は常に一定の環境や設定したペースで走るのが可能なこと。そして、それ以外にも大きな要素として挙げられるのが『衝撃の少なさ』です」

こう言うと、2020年に発表された海外の研究データを示してくれました。



「これはフルマラソン時とトレッドミルで走った際の脛骨(すねの骨)の衝撃を速度に応じて調整し、比較したものです。マラソンは後半になるほど脚への衝撃がかからない走り方になっていくのですが、トレッドミルでは40km地点よりも少ない衝撃でした。これはベルトがロードよりも柔らかいことなどが要因として考えられます。脚の故障が多い方や、疲労している時などのトレーニングに向いているといえるかもしれないですね」

続いて、トレッドミルの速度をどう設定すべきかを筑波大学大学院の小川慶図さんに尋ねました。

「これまで、トレッドミルの負荷を屋外のランニングに近づけるには上り傾斜を1%つける、と言われてきましたが、我々の研究ではこれは負荷が高すぎるということが明らかになりました。学生ランナーを対象にキロ4分と3分20秒ペースでそれぞれ屋外走行とトレッドミル上のランニングを比較すると、乳酸や心拍数、酸素摂取量などの値でほぼ全員がトレッドミルの方が高い値(=負荷が大きい)という結果になったのです。今までの研究では屋外の酸素摂取量測定に大きな機器が必要だったため、正確な値を測れていなかったのだと思います。ただ、実験で使用するトレッドミルはジムなどのものに比べて大型で安定しているので、機種によっても負荷の違いが生じる可能性があります。そのため、『傾斜1%で屋外と同じ速度』にこだわらず、自身の体感が屋外と同様の負荷になる設定で走ればいいのではないかと思います。その他の面では、トレッドミルでは屋外と同じペースの場合、ストライドがやや短く、ピッチが少し多くなることも分かっています。そのため、コンパクトな走りを身につけたい人に効果があるかもしれません。傾斜を大きくして負荷を高めることもできますし、特性を生かしてトレーニングしてください」


********


ランナーズ7月号では「モーションセンサーを使用して検証した、屋外走行とトレッドミル走行でのフォームの違い」「初めてトレッドミルで走るランナー向けアドバイス」「トレッドミルのお勧めスピード走メニュー」といった内容も掲載しています。ぜひご覧ください。



ランナーズ8月号 6月21日発売!


大特集 ハーフマラソンを走ろう!
&2023年度ハーフマラソン1歳刻みランキング

昨年から月刊ランナーズ誌上に上位100位の氏名を発表しているハーフマラソン1歳刻みランキング。2023年度は前年度より25多い109大会がランキングの対象大会となりました。100位以降の方もRUNNETで自身の順位を検索可能。
確認後は、来年の順位アップを目指して全国のハーフマラソンにエントリーしませんか?


暑さを味方にする練習法
今夏は「サンセットロング走」

例年通りかそれ以上の暑さになると予想されている今年の夏。
そんな夏でもロング走を継続したいと考えている皆さんにお勧めなのが、夕方以降に行う「サンセットロング走」です。
東京五輪にも関わった暑熱対策の専門家やサブスリー気象予報士、ランニングコーチが夕方にロング走をすることの利点やそれによって得られる効果を説明します。

特別対談
藤原新(ロンドン五輪代表)&宮原徹(富士登山競走大会記録保持者)
「山を走ると本能がリセットされる」

ロンドン五輪代表の藤原新さん(スズキACヘッドコーチ)と富士登山競走大会記録保持者の宮原徹さん(滝ヶ原自衛隊)は長崎県立諫早高校時代の先輩と後輩。
当時から山を走っていたという2人が山の魅力を語り合いました。



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ