本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

トピックス

ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

「1kg痩せれば3分速くなる」は真実?

2020年12月21日

「痩せたら記録が伸びる」ということは頭でわかっていても、食事量や酒量を落とすことがむずかしい……という人は多いかもしれません。

ランナーの間では、フルマラソンでは「1kg痩せれば3分速くなる」とよく言われています。
これがどういうことか具体的にイメージし、減量計画にチャレンジしてみましょう。

まず、心肺機能(酸素を取り込む能力)が同じであれば、体重が軽いほど、体重1kgあたりの酸素供給量が増えます。つまり、そのぶん全身に行き渡るエネルギーが持続し、タイムも上がることになるのです。

たとえば、フルマラソンのタイム3時間、体重78kgの人がフルマラソンのレースペースの目安となるLT値(運動強度が上がると血中の乳酸濃度が急激に上昇するポイント)で走ったとき、4000mlの酸素を摂取したとします。
このとき、体重1kgあたりの酸素摂取量は「4000ml÷体重78kg=51.28ml」。体重が3kg減って75kgになると、酸素摂取量は「4000ml÷体重75kg=53.33ml」に増加します。レースペースも速くなり、フルマラソンの記録は約2分半縮むことが推測されます。

元の体重やタイムによって減量の影響は変わってきますが、「1kg減で3分速くなる」はある程度理に適った数字だと言えるでしょう。

さて、体脂肪1kgを燃焼させるには7200kcalの消費が必要です。これは毎日ご飯2杯分(400kcal)を減らせば「7200kcal÷400kcal=18日間」で達成できる計算です。

糖質の摂取量を減らすだけでなく、朝ごはん前の低エネルギー状態で走るなど、身体が脂肪を燃焼する能力を高める工夫をしてみましょう。さらにスムーズに「体脂肪を落とす=記録が伸びる」が実現するはずです。

※月刊ランナーズより抜粋




月刊ランナーズ1年分の定期購読に加え、過去10年分のデジタル版読み放題、
会員限定「ハウツー動画」閲覧など、お得なサービス盛りだくさん




ランナーズ6月号 4月22日発売!


ジョギング中に1kmだけスピードアップ
「毎週1秒」速くなって、秋冬マラソンで快走しよう

「スピード走が重要なのは分かっているけれど、継続できない……」。
こういったランナーに向けて、ランナーズ6月号では「普段のジョギングより1kmだけわずかにスピードアップし、毎週1秒速くなることを目指す」を提案しています。
このトレーニングを続けることがなぜ秋冬マラソンでの目標達成につながるのか、詳しい理論やアレンジ法をご紹介します。

ランニング界を支える
大会"ペースメーカー"に注目

3月17日に開催されたイタリアのローママラソンは主催者曰く「世界一多いペースメーカー」を配置しているのが特徴でした。ペースメーカーはどんな人たちが行っているのか、またペースメーカーが率いる集団で走る際にタイム短縮につながるテクニックなど、様々な角度から考察しました。

4年ぶりに発表!
「全国ランニング大会100撰」(2023年1~12月)

RUNNETの大会評価サイト「大会レポ」への投稿などを基に、日本で開催されている大会の中から100大会を選出する大会100撰を、4年ぶりに実施しました。初選出となったのは14大会。あなたの出場したレースも入っていますか?



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



記事をもっと見る

ランニング初心者集まれ