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【MCCニュース】黒部名水マラソン 「季節はずれの猛暑」到来も、3927人がフルマラソン完走

2019年5月28日

30℃超えを記録した真夏日のなか
澤畠朋美が大会新記録(2時間43分19秒)で優勝

「カーター記念黒部名水マラソン」は1984年に元大統領のジミー・カーター氏が黒部市へ訪問したことを記念して始まったという。年を追うごとに大会規模も大きくなり、1993年の第10回からはコースを日本陸連公認のハーフマラソンコースに改め、そして2014年にはフルマラソンが新設された。

フルマラソンのコースは黒部川の扇状地に設定され、高低差124m。前半は15km過ぎからゆるやかな上りが始まり23km過ぎの折り返し地点(最高地点)まで、後半は下り基調で黒部川沿いを富山湾まで下るコースとなっている。
今年は5月26日(日)に開催。スタート時(9時)の気温が24℃、12時の気温が30.5℃、場所によっては35℃を記録したという厳しい暑さの中でのレースとなり、完走率は前年の91%から79%へと下がった。

ゲストの高橋尚子さんらが応援する中、フルマラソンのランナーたちがスタート!
ゲストの高橋尚子さんらが応援する中、フルマラソンのランナーたちがスタート!
コース上の仮設DJブースからは音楽と声援とハイタッチで選手を激励
コース上の仮設DJブースからは音楽と声援とハイタッチで選手を激励

大会事務局では暑さを見越し、22カ所のエイドステーション以外にも冷水やシャワーの提供を地元住民に依頼。フルマラソンに参加したランナーの中には「前日から暑いと言われていたが暑さ対策も十分されていて、思ったより走れました」という声も。

優勝した澤畠選手は今大会女性で唯一のサブスリーだった
優勝した澤畠選手は今大会女性で唯一のサブスリーだった
エイドステーションやスタート・フィニッシュ会場の給水は地元の湧水「黒部の名水」(写真はスタート前給水)
エイドステーションやスタート・フィニッシュ会場の給水は地元の湧水「黒部の名水」(写真はスタート前給水)

女子の部は澤畠朋美選手(さわはた~ず)が優勝。「後半になるにつれて身体が動いた」という澤畠は最終的に2位に18分9秒の大差をつける2時間43分19秒で本大会初出場初優勝、大会記録(2時間44分56秒)を1分37秒更新した。
「立山連峰のすばらしい眺めや、暑い中声援を送ってくださるスタッフや市民の方に励まされました」(澤畠)

男子は黒部市に本社を置くYKKの細森大輔選手が優勝。15km手前で先頭集団の前に出るとそのまま徐々に差を広げ、2位に3分44秒差をつける2時間23分9秒だった。


◎大会結果はこちら
https://update.runnet.jp/2019kurobe/

■MCC(マラソンチャレンジカップ)・HMCC(ハーフマラソンチャレンジカップ)とは
https://www.marathon-cc.com/

■MCC参加大会一覧
https://www.marathon-cc.com/race_list/race_category/mcc/


第36回カーター記念黒部名水マラソン 大会概要

開催日:2019年5月26日(日)
開催地:富山県黒部市
大会オフィシャルページ:http://www.kurobe-taikyo.jp/road/
フルマラソン:完走者数 3927人/出走者数 4957人
10km:完走者数 1805人/出走者数 1857人


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