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ランナーの悩みにランナーが回答するQ&Aコミュニティ「ランナーの知恵袋」。この中でアクセスの多かった人気項目をダイジェストでご紹介します!

10kmくらい走れるがスピードが一向にあがらない。速くなる対策は?

2021年9月17日

年齢を重ねるうち、徐々に走力が落ちてきた。こんな、多くの中高年ランナーが抱える悩みに、先輩ランナーたちのアドバイスは?


55歳過ぎてからマラソンタイムが遅くなり身体の老化を感じています。一度に10km、15km走れるものの、練習で走るペースがキロ9分台、やがてキロ10分台に。走っていてもスムーズに脚が上がらず、ペースを上げようにも身体が追いつかず、つらくなるばかりです。なんとかスピードが上がる対策はないでしょうか?
(61歳・男性/トライアスロン歴20年)

  • 【Aさんの回答】
    コース中に「高速度」区間を設けるインターバルを

『距離』にこだわらず、まずは潜在的な『速度』を身体で感じることと、身体に余裕を作るため、インターバルランに挑戦することをおすすめします。
といって、一般的なインターバルはなかなかひとりではできませんが、自分の場合は、いつものジョギングコース(約5km)上で3~5ヵ所、区間を決めて100〜200mほど、普段のジョグよりキロ1分程度速いペースにします。そのハイペース走の後も、休まずにジョグで次のポイントへ移動することを繰り返します。

1回目で余裕があると思っても、これを同じペースで5本繰り返すことに意義があります。
最初はしんどくても、続けるうちに普段のペースに余裕ができ、レースペースも上がってきます。ちなみに、電信柱の距離を概ね20〜30mとして距離感の目安にすると良いですよ。

  • 【Bさんの回答】
    距離への耐性は歳を重ねても高まります

僕も50代後半からスピードが上がらなくなりましたが、距離への耐性は高まり、61歳でフルマラソンの自己ベストを更新しました。

スピードをUPさせるには、脚の回転を上げるか、ストライドを広げるしかありません。まずは今よりも短い距離で、以前の速かった頃のスピードを体感すること。そして次第にその距離を延ばすのが効果的だと思います。

  • 【Cさんの回答】
    短い距離でのインターバル練習を

10km以上の長い距離を主に走るより、短い距離のインターバル走から始めるのが良いかと思います。400m×5本もしくは1000m×3本といったところでしょうか。今のペースがキロ10分くらいなら、1000mは9分半くらい、400mなら3分50秒くらいで始めてみましょう。1本走ったら同じタイム分ジョグで繋ぐ、これを繰り返します。無理のない本数から始め、慣れたら増やしていきましょう。

  • 【Dさんの回答】
    フォーム改善に取り組もう!

スピードをつけるにはフォームを整えることが絶対条件です。どこか1ヵ所に負担のかかる走り方をしていたり、身体が硬くてぎこちない動きになっていたりすると、いい走りはできません。まずはストレッチで柔軟性を高めたり、スキップなどのトレーニングでリズミカルな動きを身につけましょう。

猫背になったり、背中が反っていたら、骨盤の真上に頭がくるような正しい姿勢を身につけましょう。腰が落ちていたら、地面を後ろにキックするときに膝がしっかりと伸びて「腰高」の姿勢になっていることが大切です。

そして、腕振り。腕振りをしっかりすることで骨盤にひねりがつき、ストライドが大きくなり、結果的にスピードも上がることになります。ストライドを広げるためには、腿上げなどで脚の筋力をつけることも助けになりますよ。

  • 【Eさんの回答】
    ダッシュ練習や坂道練習で変化と刺激を取り入れて

かつてのタイムのように走れないもどかしさ、わかります。内臓に問題がないのであれば、ダッシュの練習や坂道走行を取り入れてスタミナを養い、時には下り坂を利用してスピード感覚を呼び覚まし、脳の活性化を図りたいところです。無理は禁物ですが、ある程度の負荷をかけるトレーニングは、身体の老化を防ぐには最適だと思います。

  • 【Fさんの回答】
    股関節を使う意識を高めよう

股関節をしっかり使わず、膝から下だけで蹴って走っていませんか?
普段の練習で、速く走る練習、ドリルを入れましょう。全力だとケガをする恐れがあるので、スピードを全力の80%くらいに抑え、流し(ウインドスプリント)を数本入れる。
ゆっくり走った後、これをなるべく行うようにすると良いですよ。

股関節が若い頃のように動かなくなるのはある程度仕方ないことですが、練習前に意識的に股関節を動かすドリルを行うことで、老化を予防したり遅らせる効果はあるはずですよ。

  • 【Gさんの回答】
    身体をメンテナンスし「楽しく走れるスピード」で!

55歳のランナーです。私も昨年同じようにペースが落ちる経験をしました。ちょうど勤務先の健康診断の結果を見たところ、貧血でした。その後、鉄分が多く含まれている食事やサプリメントを補給することで、半年後にはランニングのスピードが徐々にアップしました。また、フォームの面では、腕を振れば自然と脚が前に出てスピードも出てくると思います。いちばん大切なのは「楽しく走れているスピードか」ということだと思いますよ。

  • まとめ

気づけば年齢を重ねるにつれどんどん走行ペースを落としてしまい、自信を失っている質問者さん。ごく短い距離からのスピード練習やフォームの見直しに立ち戻り「スピードを出せる身体」をつくっていこう!という前向きなアドバイスを、同年代を中心としたランナーたちが寄せてくれました。何よりも「楽しく走れるスピード」をまた取り戻せたらいいですね!





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