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【悩み解決!】フルマラソン終盤に出る脚の付け根の痛みを防ぎたい

2018年1月24日

フルマラソンのレース終盤になると、脚の付け根外側の股関節まわりの筋肉が痛み、スピードを維持できなくなります。キロ5分15秒で走ると30km過ぎから痛みが出始め、35kmあたりからスピードが低下。キロ5分30秒であれば、5kmほど痛みを先送りして大失速は避けられるものの、目標のサブ3.5達成のためにも克服したいです。練習は月150~200km程度。月に一度、30km走もしくはフルマラソンのレースそのものを長距離練習としています。鎮痛剤はなるべく使いたくありません。(ねあるこさん/43歳、男性。ラン歴3年目。自己ベストはフル3時間50分、ハーフ96分、10km42分、5km20分)

  • 【きむらんさんの回答】
    ワイドスクワットで内転筋を鍛える

おそらく質問者さんのフォームは、つま先が外側を向いているのではないでしょうか?
長距離を走り、疲労が蓄積してくるとその傾向が大きくなるため、痛みが生じてくるのではないかと思います。対策としては、ふだんの練習からつま先が外側を向かないように気を付けてフォーム修正を行うこと。そして筋トレでは脚を肩幅以上に開いて行うワイドスクワットを行い、太ももの内転筋を鍛えるのがおすすめです。

  • 【亀さんの回答】
    ストレッチ強化とピッチ走法で

痛みの部位はおそらく腸脛靭帯と思います。筋肉そのものではなく、筋肉と筋肉を繋ぐ線維です。ここは鍛えるというよりも平素からストレッチを行なうことでかなり改善できるはず。ペースを15秒変えるだけでもパフォーマンスに差がでてくるほど緻密な練習と身体づくりをされているのでしょうから、メンテナンスを再考するのがベターだと思います。

また鎮痛剤は使わないということですので、それを避けた方法なら「キネシオテープ」が有効かもしれません。パフォーマンス向上のためというより、腸脛靭帯の損傷予防のために、貼って走ると良いでしょう。

フォームについては、ストライドが大き過ぎると股関節の可動範囲が大きく、靭帯の収縮も大きくなりますのでストライド走法よりピッチ走法が良いかもしれません。ピッチ数が多くなりますが、靭帯の収縮する大きさを節約できますし、接地の際の衝撃も軽くなります。ピークは少し伸ばせるかもしれません。

  • 【hachiさんの回答】
    アブダクションで集中的に鍛える

場所的に中臀筋か、大腿筋膜張筋でしょうか? だいたい、ズボンの横に着いたポッケの部分あたりの筋肉です。ここが疲労してくると、ストライドが伸びなくなって失速し、かなりツラい展開になります。

レース時には、まず大臀筋やハムストリングスが疲労し、その代理で中臀筋や大腿筋膜張筋が働いて動かなくなるので、大臀筋やハムストリングスをもたせることを考えます。太ももの表、裏、腰、臀部にキネシオテープを貼って対策し、レース中は、あらかじめ疲労するであろう臀部や脚に給水で水をかけつつ走ります。

トレーニングでは、ウェイトトレーニングでスクワット、ランジで腰回り~臀部~脚部を鍛えて、中臀筋をターゲットにした「アブダクション」(横になって上の脚を上下させる筋トレ)で集中的に鍛えていくのがおすすめです。

普段のケアでは、テニスボール等を使って、該当の筋肉にできている痛いグリグリを「潰す」ようにボールを当ててみるといいですよ(ホントに潰すほど強くやらない、1ヵ所20秒程度でOK)。

  • 【黒ちゃんさんの回答】
    撮影してフォームチェックを

柔軟性と筋力不足が原因ですね。ご自身でも感じておられるように、走り方が悪いと余計な力が加わって、筋肉痛を引き起こす場合があります。体幹トレーニングで体幹を鍛え、ランニングフォームを前・後・横から動画撮影してみてください。脚の着地が真下にきているか? 蹴り出しが問題ないか? 腕振りと骨盤が連動しているか? 骨盤は前傾しているか?などを確認されると良いですよ。

  • 【吉田十段さんの回答】
    ローリング走法で負担の分散を

質問者さんは各距離のタイムを見るとスピードがかなりありますね。その速さをフルでは痛みのために生かせないのはもったいないです。これだけのスピードとそれを支える筋力は十分ですし、筋柔軟性も43歳ですから心配ないでしょう。あとは負担が1ヵ所に集中しないようなフォームを身につけるしかありません。ローリング走法などを試してみてください。

※ローリング走法……自転車のペダルを漕ぐように、脚を骨盤周りから大きく回転させ、一瞬だけ接地させるようなイメージの走法。

  • 【はっちゃんさんの回答】
    O脚対策をチェックして

この痛みの出方と、さらにかかとの外側が大きく減っているようなら、『O脚』かもしれません。私もかなりひどいO脚でしたが、走っているうちにだんだん良くなりました。O脚だとどうしても脚の外側に着地衝撃がかかるため、筋肉を酷使します。身体の外側の筋肉ばかりを使いがちなので、内側の筋肉、例えば内転筋などを鍛えていくといいです。

また、体幹が弱いことで身体が必要以上にねじれて走りが不安定になったり、O脚と釣り合わせるために上半身を前後に振ったり、腕を外側に回すように振っていたりしていませんか? これらもフォーム改善要素のひとつです。前後にまっすぐ体側を通って振るようにすること、肩が回り極端に動かないことが良いとされています。

肩甲骨が動くようにヨガをするのも良いですし、筋トレするなら前後と横へのランジ、スクワット、体幹トレーニングがおすすめ。ふだんから歩く時もヒザとつま先の方向をそろえて、できるだけまっすぐ前にするよう意識するといいです。

  • 【Rurunさんの回答】
    整体で相談を

素人なりの推測ですが、どちらかというと腸脛靭帯が大転子(股関節の外側出っ張り)と擦れ合って痛みがでているのではないかと推測します。この場合だと骨盤の歪み矯正などが必要なので、整形外科より整体に行って相談するほうがいいかもしれません。

  • 【ogaogaさんの回答】
    脚に衝撃を与えない走り方に

タイムを拝見すると、ハーフまでのスピードとフルは大きく違いますね。5kmも速いですね。やはりできるだけ脚に衝撃を与えない走り方を行ったほうがよろしいと思います。

  • 【まさまさ54さんの回答】
    レールの上を進む感覚で

私は筋力の問題ではなく走り方に原因があるように思います。脚の付け根外側が後半痛むとのことですので、身体を左右に揺らした走り方になっていませんか? とくに30km以降痛みが出るとのことですので、疲れとともにフォームに乱れが出てくるのもあると思います。

私は、2本の脚を線路のレールの上を進む感覚で出すように心がけています。とくにヒザ頭の向きが前方にまっすぐになることが大事です。これが前に進む動きにとっていちばん理にかなった脚の動かし方です。よろしければ、ふだんの練習時から心がけてみてください。ハーフのタイムからしてフルのサブ3.5は十分可能です!

  • まとめ

フルマラソン終盤にどうしても出てきてしまう痛みについて、位置や痛みの出方からの推測とアドバイスが寄せられました! その多くは走り方のクセにより股関節にひずみが生じる問題があるはずという見方。質問者さんも思い当たることが多かったようです! フォームチェックやストレッチで、ゴールまで持ちこたえられる脚を作りたいですね。





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