ランニング用語事典

無酸素性運動

anaerobic exercise

エネルギーを代謝させるのに、酸素を利用しない運動のことで、アネロビック・エクササイズとも呼ばれる。運動強度が高く、短時間で終わるのが特徴。陸上の短距離系、ウエイトリフティング、ゴルフのスイングなどがそれにあたる。無酸素運動のエネルギーは、①アデノシン三リン酸(ATP)そのものとアデノシン二リン酸(ADP)によるATPの再合成、②クレアチンリン酸の分解、③グリコーゲンの分解からなる。運動する時間は理論上①と②で7.7秒、③33秒の合計40.7秒で終わるのが運動である。その後は酸素の関与が始まる。フルマラソンでは、走り出しの60?90秒の間、フィニッシュライン目前のラストスパート時のダッシュなどもこれに相当するが、多くは無酸素運動である。

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