ランニング用語事典

足底筋膜炎(または足底腱膜炎)

plantar fascitis

足底筋膜とはかかとの骨(踵骨)の下側と足の指の付け根にある骨をつなぐ扇状の膜のことで、ここに炎症を起こした状態を足底筋膜炎または足底腱膜炎という。走行時、足底筋膜はバネの役割を果たし、着地の衝撃を吸収する。ここに負荷がかかることで次第に炎症を起こし、痛みを誘発する。特にランニングやウォーキングなど、繰り返し足をつく動作を伴うスポーツに多い傷害のひとつとされている。痛みを生じたら、まずは炎症を抑えることを優先させる。足裏に衝撃が加わる動作を行わないことが大事である。ランニングの場合、トレーニングを中止するか、痛みがひどくない場合は練習の量や質を落として様子を見る。また、衝撃吸収やクッション性の高いシューズを選んだり、インソールを使って土踏まずのアーチを補助することで予防ができる。

足底筋膜炎 【 plantar fascitis 】

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