ランニング用語事典

グリコーゲン

glycogen

血液中、肝臓、筋肉組織に貯蔵される糖の一種。
グリコーゲンは必要に応じてブドウ糖に分解され、生体のエネルギー源として利用される。とくにランニングのような持久系スポーツの場合、長時間にわたるトレーニングを行うと、「急に力が出なくなる」といったケースが見受けられる。これは肝臓や筋肉にあるグリコーゲンが枯渇し、ガス欠のような状態に陥るからである。この状態を改善するためにレース前に筋肉により多くのグリコーゲンを蓄えておく栄養摂取法がグリコーゲンローディング、またはカーボローディングという。
この方法を行うと、持久力のアップにつながり、効果的にパフォーマンスが上がることが期待できる。
グリコーゲンが体内に貯蔵されるときは約3倍もの水分も誘引するため脱水状態を防ぐことが期待できる一方で、体重増加のデメリットもある。
→ ※カーボローディングの項を参照

ランニング用語事典