気軽にできるながらトレにぴったりなピラティスリング。見た目以上にキツイトレーニングを岩原正樹さんが実践しました。

「実業団引退後、慣れない仕事でストレスが溜まって、体重も10㎏以上増えました。これではいけないと、37歳でランニングを再開。直後は30分ジョグだけでひどい筋肉痛になりました。でも、走ると気持ちが良く、仕事もはかどるようになり、練習量は月間300㎞くらいまで増えました。2013年に市民ランナーとして最初に走った北海道マラソンは2時間40分。ゴール後の達成感が最高で、走る楽しさを再認識しました」と語る岩原さんは、毎年、地元の湘南国際マラソンに出場し、サブスリーで走ってきた。

しかし、仕事で走る時間が取れなくなってきた昨年、3時間8分と、初めてサブスリーを逃す。これを機に短い時間でも工夫してトレーニングする方法を模索し始める。

「まずは朝、自宅の周りを10~14㎞を走ることを習慣化。加えて、筋力アップのためにテレビを見ながらの補強を始めました。補強の中心は力強く腕をふるためです。レース後半になると脚の動きが鈍くなりますが、脚の運びは腕振りでカバーできますから」

 〝ながらトレ〟を実践中の岩原さんは、気軽にできそうな「ピラティスリング」を知り、購入。力を軽く入れるだけで筋肉がプルプルして意外ににキツイので効果を期待。今年はサブスリー達成が視野に入った!?