出場種目:トレイル
50Kに参加。
この会場に来れば、関西トレラン界の有名人には大体会えます。お祭りの様な華やかな雰囲気ですが、その実、コースは超難関で知られ、冷やかしでは参加できません。
延暦寺根本中堂を起点とする八の字コースで、特に前半の20Kループは、ほぼ全てトレイルで獲得標高1600m+D、難所の連続です。根本中堂に帰ってきた時には、35Kのレース1回分と同等の疲労感があります。後半ループも出だしから横高・水井という有名な難所があり、リタイヤが続出します。
元三大師のエイドから横川の最終関門まではほぼ林道を登りますが、最後に階段地獄が待っていて辛いです。最後の2Kの急登は、暗い泥の中を滑りもがきながら進みますが、周りのランナーも同様で、うつむいて登る様はまるで地獄の亡者の行進の様でした。ゴール地点では、雨にもかかわらず観客やボラの皆さんが大歓声で迎えてくれ感無量なはずでしたが、疲れすぎて放心状態でした。今頃じわじわ嬉しくなっています。
『挑め、己の限界に』というキャッチフレーズは伊達ではありません。このコースを『えっと、まあ普通かな?』と思える様になったら、真の上級者と言えると思います。
- 総合評価:
- 100.0点
ドッピオ さん 2023年5月15日 16時9分