ソールの前後の高低差6mm(2アロー)で中程度のレベル向けとされていますが、ベテランランナーでもナチュラル・ランニング(裸足感覚のフォアフットラン)初心者ならこのモデルがおススメ。アッパーは適度に柔らかくシューズに頼り過ぎることのないよう作られています。ソールは一見平らですが、屈曲時に多数施されたスリットが機能するためグリップ性に不安はありません。ミッドソールは柔らかく、ロードを走ると比較的固めに感じます。「足が本来もっている機能を使って走る」感覚が十分感じられます。サイズは他ブランドのワンサイズ(0.5cm)下を選ぶとよいでしょう。レベルアップを目指している方はトレーニングにも使ってください。鍛えるべきポイントを教えてくれるはずです。
前足部はゆったり目に作られていますが、中足部からかかとにかけてはシューズ内でブレるような感覚はなく、しっかりしたホールド感です。実際に走ると、アウトソールの適度な高さと3mmの前後ソールの高低差によりダイレクトな接地感を得られます。ベアフット系のシューズながらここまで思い切ってトレイルを走ることのできるシューズはないでしょう。適度に突き上げを吸収しつつ路面状況を正確に捉えることができるため、次の一歩を思い切って振り出せます。アウトソールの「粘り」は抑えられており、適度に滑ってくれることによって走りやすさを感じます。様々な路面状況に対応しますが、距離は慣れるまでは40kmくらいまで。気持ちよく山々を駆けまわりたいときにオススメです。他ブランドよりワンサイズ(0.5mm)小さいものを選んでください。