昨年のサロマ出場を決めたのはレースの半年前。100kmに向けて特別な練習を実践したり、練習量を増やしたりなどはしていません。日々の練習のなかで特に大切にしていることは基本のジョグで、自分にとって「リズムのいいペース」で走ることを重要視しています。コンディションにもよりますが、10km走るならキロ４分10～40秒、20km走るならキロ４分20秒～５分といった具合です。普段走るペースを落としてしまうと自分のレースペースそのものが落ちてしまうので、毎日の練習のなかでペースやリズムを確認していきます。

とはいえ、現役を引退してからは市民ランナーの皆さんと同様で、毎日練習を実践できるかは自分の意思のみ。練習しなくても誰からも何も言われないので、練習をサボりたくなるときもあります（笑）。そんなときはレース後の自分へのご褒美を想像しながら結果を出すためにひたすら我慢！現役時代はアメリカのレースに出ることが多く、レース後は必ずその街で一番おいしいハンバーガーを食べていました。現在はレース後のビールが最高ですね（笑）。このあたりも市民ランナーの皆さんと変わらないと思います。

また、練習前にC3fitのタイツを履くことで気持ちのスイッチが入ることもポイントになっています。履き始めたきっかけは、現在は現役時代より手厚くケアできないからでした。今は練習時にはC3fitのインスピレーションロングタイツを着用しています。現役時代からコンプレッションタイツは他のメーカーのものを何点かトライしたことはありましたが、着圧が強く、膝が上がらないなど、関節の可動域が狭く感じることがあり敬遠していました。初めてC3fitを履いたときも半信半疑でしたが、実際のところ着圧が強すぎず、程よい締め付け具合と筋肉のブレを抑えてくれる感覚が気に入り、以降は練習時に着用するようになりました。シンプルなデザイン・色なので、流行に関係なく着用できるのがおすすめです。タイツを履いても跡が残らないのも嬉しいですね。

季節に応じてハーフ丈、ロング丈のタイツを活用しており、保温性と吸汗速乾性を兼ね備えた光電子サーマルロングタイツですと冬場でもボトムはタイツ１枚で走ることができ、非常に助かってます。