日刊ランナーズ

ピンチ!!
レース直前の微熱、どうすればいいの?

「発熱すると身体の代謝量が上がり、体内に貯蔵されているグリコーゲンがどんどん消費されていきます。いわば、カーボローディングと真逆のことが体内で起こっているんです」
 徳島大学小原繁教授は、少し焦り気味。というのも、4月25日(日)のとくしまマラソン出場に向け順調にトレーニングを積んできたのに、突然、熱が出てしまったからです。運動生理学の専門家として『月刊ランナーズ3月号』のダイエット企画の指導で登場いただき、自らも「とくしまマラソンを楽しんで走るために3kg減量!」を宣言。走行距離を月間200km弱まで増やし、減量も順調に成功していただけに簡単に「出場を断念」とはいかない様子。レース前の発熱への対策を伺うと、
「発熱している時間に比例してレースでは低血糖状態になる可能性が高まってしまっていますから、まず、一刻も早く熱を下げます。良く食べ良く寝る、場合によっては解熱剤を使用するのも良いでしょう。走るのもグリコーゲンの消費を助長するので我慢したほうが良いでしょう。平熱プラス1℃くらいであれば身体への影響もそこまで深刻にはならないはずですが、1℃以上上がってしまった場合は、レース当日までに、無事熱が下がったとしても注意が必要。レース前半は当初の予定よりもキロ15秒~30秒くらい遅いペースで入り、様子を見てください。フルマラソンではごまかしがききません。少しでも体調に異変を感じたら、そこは勇気を持ってリタイアし、来年につなげるという意識を持って走ることが大切です」

(2010年4月23日 ランナーズ編集部/春城信宰)

4カ月前『月刊ランナーズ』に登場いただいた時の小原先生。健闘をお祈りしています!

4カ月前『月刊ランナーズ』に登場いただいた時の小原先生。健闘をお祈りしています!

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