日刊ランナーズ

マラソン当日でも実践できる成功に導く秘訣

 4月のマラソン大会目前の今、目標達成に向けて最後の調整期間となりますが、「ありそうでなかったマラソンの教科書」の著者のひとりである、前河洋一先生(国際武道大学教授)は、その中で、マラソンで成功に導く11の秘訣を記しています。
 「ゆとりのあるトレーニング計画」、「十分な走り込み」といったトレーニングでの基本となるものに続いて、最後の11番目に挙げているのが、「周囲に惑わされないセルフコントロールと臨機応変の対応」。
 前河先生曰く、「レース当日の会場周辺でも、そわそわして落ち着かず、周りのランナーの動向が気になります。しかし、いかなる状況でも、自分のスタイルやペースを崩すことなく、落ち着いて行動しましょう。また、突発の事態や予想外の出来事に対しても、慌てることなく臨機応変に対応できる心のゆとりがあれば、ミスを回避できます。自分自身に良い意味で暗示をかけて、心をコントロールできれば、それだけで立派なアスリートです」(本書より抜粋)
 とくに大規模マラソンでは、ランナーの数や雰囲気に圧倒されてしまいがち。そういった状況にも惑わされることなく、自分の心をコントロールすることが、実力を発揮するための基本であることを説いています。当日は心を静めて、マイペースで行動することを心掛けることが、成功に導く秘訣のようです。

(2010年4月13日 ランナーズ編集部/新井 栄)

長野マラソンでは前河先生をはじめ、浅井えり子さん、市河麻由美さん、小嵐正治先生、福田六花先生らが、大会前日の17日(土)に、ランネットショップブースを訪問予定

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