ランニング初心者集まれ
ランニングコーチが語る『わたしのあの頃』浦谷さん 第3回
ランニングコーチというと、元箱根ランナーなど、バリバリの陸上部出身ばかりと思っていませんか? なかには、陸上競技の経験がなくてもイチからランニングを始め、極めていったコーチもいるのです。 そんな“市民ランナー出身”のコーチが登場し、現在までの成長と皆さんへのアドバイスなどを語ります。
今回は、元Team R2メンバー・浦谷美帆さんの、”いま”のランニングライフについてお送りします。
⇒ 第1回(ランニングを始めたきっかけ~初フル完走まで)はこちら
⇒ 第2回(初フルの後~現在の自己ベスト達成まで)はこちら
フルマラソン以外のランニングの楽しみ方
フルマラソンを本格的に走り始めて、全国各地いろんな大会に参加しました。今年もつい先日開催された「北海道マラソン(8月27日)」など、探せば年中どこかでフルマラソンは走れます。ただ、一年中遠征していると旅行費用もかさむし…。そこで、通年「楽しく」走ることを継続するため、『トレイルランニング』にチャレンジし始めました。
怠けがちな夏場のトレーニングでも、街中より1~2℃は涼しい山道を走るのは快適。マイナスイオンたっぷり、雄大な自然の中を冒険するように駆け抜ける非日常なコースに、トリコになりました。舗装路のランニングと違って、傾斜のある登りは割り切ってウォーキング、植物観賞は仕事で疲れた目の保養になります。担いで登ってきた行動食を山頂で温めて食べたり、冷えた川の水をろ過して飲んだり…不便な中でも、工夫をすればいくらでも格別な時間を過ごすことができます。
ロードに比べて数は少ないですが、15kmくらいの初心者向けから100マイルのロングレースまで、年間通してバラエティーに富んだトレイルラン大会が各地で開催されています。最近出場したのは、群馬県の『スパトレイル〔四万to草津〕』の72kmの部。県内の四万温泉から草津温泉を結ぶコースです。
自分の身ひとつで旅するように過ごす時間は、ランナーになって本当に良かったなと思える人生の楽しみです!
最近の練習
週に2回ほど 10~15km ペース走orビルドアップ走 もしくは1000mダッシュ5~10本、5kmジョギング
|
|
|
|
|
|
左:今年いちばんのチャレンジ、チームで出た高低差8000m越えの84km縦走レース「分水嶺トレイル」野宿も入れて丸2日かけてゴールしました。たくさん歩きました。
右:仕事の一貫で東京都青ヶ島まで孤島のトレイルランニング
浦谷美帆さん プロフィール
都内を拠点に活動するフィットネスインストラクター、ランニングコーチ(ランニングチームRabbitFoot)。ランニング親善大使・「Team R2」の第2期~第4期のメンバーを務めた。現在の自己ベストは3時間15分07秒(つくばマラソン2016)。
- < 第2回
- 第3回