ランニング基礎知識
正しいフォームを意識しよう
フォームの基本は「疲れないこと」。ムダな力や姿勢の偏り、不自然な動作は疲れの原因になります。また、一人ひとり体型や筋力が違うように、(たとえエリートランナーであっても)みな同じフォームで走っていることはありません。
最低限おさえたいポイントは次の通りです。
正しい腕振りを身につける
肩はリラックスしたまま、ひじはできるだけ低い位置で振り、ひじと手首が体側を通るとき脇から離れない状態が理想です。
こぶしを軽く握り、左右対称、同じリズムで軽快に! 脚が重くなるトレーニングやレースの後半は、腕振りでリズムを取って走りましょう。
手首に力が入ったり、肩が上がって腕振りが力んでしまう人は、肩から背中の筋肉が硬くなっていることが多いようです。
ランニングの前に、腕を振りながら歩く「腕振り歩行」や、背中のストレッチをやってみてください。
腰の位置を高く保つよう意識する
背筋が伸びた、腰の高い姿勢をとりましょう。
よいフォームとは、上半身(腕振り)と下半身(脚の動き)がスムーズに連動する「全身をうまく使う走り」のこと。その要(かなめ)は腰回りです。
高い位置で安定した腰の動きができるようになれば、走りにリズムとスピード感が備わり、“キレ”も生まれます。
重心の上下動を少なくしよう
ピョンピョンと飛び跳ねるような走りは、エネルギーの無駄使いですし、着地時の衝撃が大きいので勧められません。
地面を強く蹴ろうとせず、それよりも「もも上げができているか」「ひざがまっすぐ前に出ているか」「柔らかな着地か」を意識してください。
全体的になめらかな動きであること、また、力み過ぎず、全身のリラックスがうまくいっていることが大切です。
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