ランニング基礎知識
二日酔いで走っても平気?
胸はムカムカ、頭はガンガンの二日酔いの朝。ランナーなら走って汗をかき、身体からアルコールを排出してしちゃおう!などと考えたりするかもしれません。しかし、二日酔いのときにトレーニングをするのは絶対NG。
残っているアルコールによって身体全体の感覚が鈍い状態となっています。普段どおりに走っているつもりでも、筋肉や関節を痛める危険があるほか、内臓には運動することでさらに負担がかかることに。とにかく水をしっかりと飲み、歩くかジョグ程度にして、ゆっくり身体を動かしながら身体の感覚を取り戻してください。
はれぼったい目、赤味の残った顔、肌のざらざらなど、鏡の中の自分にも二日酔いの特徴を見つけるようなら、身体は身体を動かすことより休息を求めています。ゆっくり睡眠をとり、シャワーでリフレッシュして仕事や家事をするなどの日常生活へ戻りましょう。
飲み方そのものについても、言うまでもないことですが、気持ちが悪い、頭を下げるとくらくらする、など飲み過ぎのサインを感じたら止めるべき。酒量の限度は体質によっても大きく違います。周りのペースに流されないようにし、翌日に持ち越さないスマートな飲み方ができてこそデキるランナーです。
飲んでも翌朝気分よく起きれたら、アルコールの分解がスムーズだという証拠。走ってもOKでしょう。少々飲んで走ったほうが調子が良いのだ、などという強者もいますが、これは例外と考えるべき。アルコール+運動は危険と隣り合わせ、と覚えておきましょう。