ランニング基礎知識
意外と大切なエネルギー源「脂肪」
|
走るのに必要なエネルギーは、グリコーゲン(糖質を摂取することで体内に蓄えられる)だけではありません。ゆっくりジョギングや、LSD(Long Slow Distanceの略。長い距離をゆっくり走ること)などのように、比較的低い強度の運動には、脂肪がエネルギー源として多く活用されます。
肉、魚、卵、牛乳などさまざまな食品に含まれる脂肪は、摂取過多になりやすい栄養素です。夕食、特に夜遅くなる食事では、肉なら脂肪の多い部位を避けたり、茹で肉にするなど、脂肪分をとり過ぎない工夫をするといいでしょう。
脂肪も大切な栄養素のひとつなので、うまくつきあっていくことが賢明です。たとえば、ビタミンA、D、Eは油と一緒に摂取するとスムーズに吸収されます。小松菜、ほうれん草、ニンジンなどは、オリーブオイルやエゴマオイル(シソの一種の油)といった血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす油で調理するといいでしょう。
ただし脂肪は消化吸収に時間がかかるため、レース当日はとりすぎない方がいいでしょう。