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【再販】6月22日発売 佐々木功著「ゆっくり走れば速くなる」マラソン㊙トレーニング
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LSD(ロングスロウディスタンス)トレーニングの神髄を一から学びませんか?
著者の佐々木功監督は箱根駅伝を4度走った長距離選手でした。実業団の監督になってからは国際的ランナーを育成、浅井えり子さんをソウル五輪女子マラソン代表に導きました。その指導の中心となっていたのがLSDだったのです。
「学生時代は半分ぐらい故障をかかえての競技生活で、ひたすらゆっくりと走り続けていた」という自身の経験からLSDを追求するようになった佐々木監督。その実践法と理論がわかりやすく解説された本書は1984年に初版を刊行、ランナーズ史上もっとも多くの人に読まれてきた単行本です。「速くなりたい」「やせたい」「ゆっくり長く走るのが好き」全てのランナー必読の一冊。
「まだLSDの本当の意味は十分に理解されていないように思われます。
単に休養的スロー・ジョグという意味しか認めていない人が多いようです。
それは決して休養ということだけではないのです。
末梢毛細血管の増大という身体資源の開発、それにともない酸素の十分な筋肉への供給による随意的運動の開発、すなわちスピードの養成、さらにコンディションの引き上げやグリコーゲンの枯渇状態を引き起こすことによる持久的能力の開発、故障からのリハビリテーションと正しいフォームの養成。LSDという一つのことが多くの意味合いを持ち、一つのことが同時に複数の効果を持ち、やり方を変えることにより多面的な要素を持たせることができるのです」(本文より)
著者・佐々木功(ささきいさお)
1943年、岩手県生まれ。
高校卒業後、デザイン関係の会社に入社するが、21歳で東洋大学入学。1年から4年まで箱根駅伝出場。リッカー、東洋大学陸上部長距離監督を経て新日本電気(のちの日本電気ホームエレクトロニクス)陸上部監督となる。マラソン出場55回、群馬マラソンなど優勝8回。1995年、逝去。
著者=佐々木功(ささきいさお) ブック(B6判) ¥1,540(税込)
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