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RUNNERS WOMAN 世論調査

世論調査

ランニングギアを選ぶとき、レースに出場するとき、「みんなはどうしているんだろう?」と思ったことはありませんか? 女性ランナーのリアルな好みや生活スタイルを調査するこの企画。投票は毎月5日配信のメールマガジン「RUNNERS WOMAN気になる情報」から。これを見れば女性ランナーたちの今が見えてきます!


☆今月の調査結果☆
みんな、故障したときどうしてる?

必死で練習して臨んだレースなのに「痛い!」。そんな経験ありませんか?
ランニング中、突然の故障に見舞われたり、疲労が徐々に蓄積して慢性的な痛みになったり……。
そんな体験をしている女性ランナーたちの対策法を聞いてみました。

  • 2014.6.4 UP

☆今月の調査結果☆ みんな、故障したときどうしてる?

Q1.レース中、練習中にどんな故障を体験している?

トラブル第1位はヒザ!
レースでは足指の故障も


レースでも練習でも、女性ランナーたちが最も多く陥る故障はヒザ痛でした! そのほか足首や脚の付け根の故障も、レース、練習問わず多い故障部位。
一方、レースで顕著に出るのが、足指の故障。マメや水ぶくれなども含め、走る距離がいつもより長いと、疲労でアーチが落ちやすくなり、練習では出なかった足のトラブルが出てしまったケースが多いのかもしれません。
逆に腰痛は普段の練習で起こることが多く、どちらかといえば疲労の蓄積で慢性的な痛みになっている状況かもしれませんね。

●レース中に起きた故障 (複数回答あり)


●練習中に起きた故障 (複数回答あり)



Q2.まさかのレース中の故障! そのときどう対処した?

「ゴールまでガマン!」が圧倒的

レース中に痛みを感じた人のうち、76%が「ガマンし続けてゴール」という結果! せっかく出場したレース、ちょっとくらい痛みを感じても、やっぱり完走したいですよね。わかります、その気持ち。また、気持ちが張っているためか「レース中は故障に気付かず、ゴール後に急に痛くなりはじめ…」という声も。
ただ、レース時の故障は、ガマンするためか、トレーニング時の故障よりも重篤なケースに陥る場合も。後で整形外科や整骨院などで処置してもらう人が多いようです。ガマンもほどほどにね。

●レース時の故障の対処法



Q3.故障のための治療はプロにお任せ? それともセルフケア?

レース時の故障は治療院を利用
練習中の故障はセルフケアも多い


ガマンするために比較的重篤になりやすいレース時の故障では、プロの治療を受けるケースが多いけれど、自分で質や量を調整できるトレーニング中の故障には、ストレッチやセルフマッサージなどのセルフケアで対応している人も多くなります。

●トレーニング中の故障の対処 (複数回答あり)


整形外科、整骨院、整体……
どんな治療院を利用する?


76%の故障経験者が、何らかの治療院を利用していることがわかりました。治療院を利用している人のうち、「整形外科」、「整体・マッサージ」を利用している人がそれぞれ半数以上(重複もあり)。次いで「鍼治療(14%)」、「整骨院・接骨院(13%)」という結果でした。また、カイロプラクティックに通っている人も。各治療院をうまく使い分けているランナーが多いようです。また、治療院で指導を受けて、日常のケアで実践している方も。

●女性ランナーがよく利用している治療院 (複数回答あり)

故障したときは、念のため整形外科でレントゲンとってもらった後、カイロプラクティックで調整をしてもらいました

まずは整形外科を受診→その後整骨院と鍼治療に定期的に通院。また普段はサポーターを利用しています。

ヒザの故障では、スポーツマッサージと鍼の治療を受けました。筋力不足と身体が硬いのが原因なので(自分で)体幹トレーニングとストレッチもやっています。

マッサージや鍼治療で凝りをほぐし、疲れをためないようにしました。

整骨院でケアしています。マッサージ法とテーピングのやり方、アイシングの方法なども教えてもらい、家でも実践しています。

脚の付け根を傷めたときは、整骨院で骨盤調整をしてもらいました

知ってた? 治療院の違い
「整体と整骨院って同じじゃないの~?」という方のため、ここで少し解説しておきます!

・整形外科
医療機関であり、医師が診察します。レントゲンや注射は整形外科でしかできません。骨折などが疑われる場合は、まずはこちらに受診して。もちろん健康保険が効きます。

・整骨院や接骨院
国家資格をもった「柔道整腹師」が治療を行うところです。ここでの治療も医療行為にあたるので保険が効きます。慢性的な故障のケアに利用しているランナーが多いよう。1回あたりの料金が安いので、比較的通いやすいですよね。

・整体、カイロプラクティック、マッサージ
医療機関ではないので保険が効きません。疲労による筋肉のハリや凝りをとりたいときなど、日常のケアや、レース前の調整などに利用しているランナーが多いようです。今回のアンケートでも、腰痛があるランナーの場合、整体に通っている人が59%と高い割合でした。


7割の人がセルフケアを実践
日々のケアも練習のうち!

回答をいただいた女性ランナーのうち7割が何らかのセルフケアを実践。そのうち52%が、サポーターや湿布の利用。またストレッチやセルフマッサージなど、自分で積極的にケアしているランナーは46%いました。

故障したとき、トレーナーさんのパーソナルトレーニングを受けて、ケアと筋トレを教わったり、フォーム改善の指導を受けて、それを自分で実践できたのがよかったですね。

ヒザの故障には、テーピング、湿布のほか、サポートタイツなどを利用しています

(ヒザ痛には)周辺部の筋肉の強化で対策しています。

違和感のある部位は、アイシングをしたり、温冷の交互浴をしたりします。

肩凝り、首の痛みは、疲れてきてフォームが前かがみになると悪化することがわかったため、フォームを修正するよう、練習時から意識しています。

ノルディックウォークで身体の歪みと姿勢の矯正を行い、今はヒザの痛みもなく走れるようになりました。フォームが綺麗になり普段の姿勢もよくなりました。いまではインストラクターの資格を取り、教室を開催しています。

足底の故障対策には、竹踏みをしています。

レースで足指の故障をしてから、シューズにインソールを入れるようになりました。



Q4.回復するのにいちばん効いた方法は?

日々のストレッチが一番!
「走らない」選択も重要


いちばん効果があった対処法は、専門的な治療院の施術を抑えて「ストレッチ」が第1位! また整形外科よりも整骨院や整体などを挙げている人が多いのが気になります。
また、(故障したときは)「とにかく安静に」「走らないのが一番」という声も多数。走りたくなる気持ちを抑えて、しっかり休養をとることも重要ですね。

●故障のケアに最も効果があったことは?




♪編集部より

様々な故障対策の中で、ストレッチが一番効いたという結果にびっくりしました! 最近私はストレッチをさぼりがちだったので、しっかりしないとな…と反省。今回は故障をしたときの対処法を紹介しましたが、何より故障しないことが一番です! 日々のケアをしっかりして、楽しく快適に走り続けたいですね。(ふじっこ)

イラスト/にしだきょうこ



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次回更新もお楽しみに!

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