本サイトではより多くの方に快適に利用して頂ける様に、アクセシビリティ面を充分に考慮したコンテンツの提供を心がけております。その一環として、閲覧対象コンテンツのすべてにスタイルシートを使用して制作しております。現在閲覧に使用されているブラウザには、当方制作のスタイルシートが適用されておりませんので表示結果が異なりますが、情報そのものをご利用するにあたっては問題はございません。

RUNNET TRAIL コラム

トレラン・レースリポート

  • ”京北の森を走る” 第2回 京都京北トレイルランニング大会

開催日: 2018年9月1日 (土)
開催地: 京都市右京区京北
距離:
【18km】出走者数: 265人/完走者数: 265人 完走率: 100%
【キッズ3km】出走者数: 9人/完走者数: 9人 完走率: 100%
【キッズ1.5km】出走者数: 12人/完走者数: 12人 完走率: 100%

極上トレイル、絶景、おもてなし。京の里山を楽しみ尽くす

リポート/仁科 俊介さん

昨年、第1回のロング36kmに出場し、北山杉の産地である杉林のふかふかなトレイルや、スタッフのおもてなし、そして写真映えするスポットを巡るワンウェイのコースが非常に印象的なレースでした。ということで、昨年に引き続き、第2回の今年も走ってきました!

昨年の第1回はロング36kmとショート18kmの2部門でしたが、今年は18kmとキッズの2部門に。コースは半分に短くなったものの、豪快な滝又の滝、モンスターのような東俣山の急登、絶景のパラグライダー離陸場、地元の絶品名物がメジロ押しのエイドは今年も健在で、最高に楽しい18kmでした。

●コースマップ
http://trailrun.kyoto-keihoku.jp/course/


仁科さんの装備
充実したエイドが後半にあることは知っていましたが、ゴールまでのタイムを最長で4時間と想定したので、ジェル4個、エナジーバー2個、水1リットルを携帯しました。また、雨予報でコースはかなり滑りやすく、かつ風が強くなることを予想して、グリップが強いシューズと上下のレインウエアも携帯しました。


「滝又の滝」に向かう快適トレイルでウォーミングアップ

直前の台風でコース上の橋が崩落したため、安全対策のために女性のスタート時間を切り上げ、15分後に男性がスタート。1ヵ所目のフォトスポットである2km地点の「滝又の滝」までは、ほぼフラットな小川沿いの気持ちのいいトレイルを進みます。

会場の「あうる京北(京都府立ゼミナールハウス)」を笑顔でスタート!
会場の「あうる京北(京都府立ゼミナールハウス)」を笑顔でスタート!


崩落した橋が何ヵ所かありましたが、直前に修繕してくださったのであろう木の橋が架けられており、また危険箇所にはスタッフがいて、安心して走ることができました。

直前の雨の影響で滝の水量は多かったようで、その豪快さは昨年よりも増していたような気がします。迫力ある滝の水しぶきを浴びて、直後に待つトレイルに向けて気合いを入れ直しました。

小川に掛けられた橋を渡る

小川に掛けられた橋を渡る

最初の撮影ポイント!

最初の撮影ポイント!

北山杉の杉林はふかふかのトレイル!

滝又の滝を過ぎると、本格的な山道に入ります。平安京の時代から京都の町に良質な木材を供給していた京北。その京北の名産である北山杉やヒノキの落ち葉で覆われたふかふかなトレイルが続きます。アップダウンはあるものの、走りやすいトレイルに、思わずヒーハー! こんなにふかふかのトレイルなら、いくら走ってもヒザ痛知らず(?)と思ってしまうほど、気持ちのいいトレイルでした。

平安の世から続く森。極上のトレイル!
平安の世から続く森。極上のトレイル!


モンスターのような東俣山の急登に撃沈・・・

快適なふかふかなトレイルがいつまでも続くわけもなく、次は恐れていた東俣山の急登に。

このコースの標高差は180mなのでいわゆる「里山」のレベルですが、「里山」をナメてかかると痛い目に遭います。東俣山も例外ではなく、壁のように立ちはだかる急登。一部にトラロープが引かれた斜面を一気に登ります。

ひたすら急坂を攻める。堪えどころだ
ひたすら急坂を攻める。堪えどころだ

選手同士で励まし合いながら、できるだけ上を見ずにがんばりました。ただ、急登の途中に、思わず吹き出してしまう応援ポップが貼られていて、関西の笑いに対するレベルの高さを実感しました(笑)。

苦しさあり、笑いありで、なんとか山頂に到着。山頂のスタッフがハイタッチしてお出迎えしてくれ、今までの苦しさを忘れて、気持ちいい下り区間に歩を進めます。

遊び心あるメッセージにほっこり

遊び心あるメッセージにほっこり

参加者の笑顔のために! 応援ポップを取り付ける大会スタッフ

参加者の笑顔のために! 応援ポップを取り付ける大会スタッフ


真っ白な風景…の先に絶景があるはず!! パラグライダー離陸場

ゆるめのアップダウンを軽快に進む
ゆるめのアップダウンを軽快に進む

東俣山の気持ちのいい下りと、のんびりと走れてしまう林道の上りのアップダウンを進みます。ゆったりとした上りを1.5kmほど進むと、今回の18kmで2つ目のフォトスポットであるパラグライダー離陸場に向けての上り区間へ。

この上り区間は、パラグライダー離陸場からの帰路でも通るため、上りの行きの選手、下りの帰りの選手がすれ違うポイントです。選手同士で声をかけ合いながら走れることは、気持ちがリフレッシュできて、非常にいいなと思いました。

500mほどの上りが終わると、待ちに待ったパラグライダー離陸場に到着。しかし、残念ながら今回は濃い霧で京北の街を見下ろす絶景を味わうことができませんでした。

ただ、時間帯によっては絶景を見られた選手もたくさんいたようで、ゴール後にSNSを確認してみると、多くの選手がインスタ映えするポーズをアップされていました。私は、第1回の時に見た絶景を目の前の「真っ白な景色」に被せて、次の区間に向けて出発します。

霧が晴れたときの様子。京北の山と眼下の街を見渡せる絶景だ
霧が晴れたときの様子。京北の山と眼下の街を見渡せる絶景だ


地元の名物盛りだくさん! 絶品エイド

北山杉が生い茂る気持ちのいいスイッチバックをエイドに向けて一気に下り降ります。下り区間が終わると、桂川の土手をのんびりと進み、お待ちかねのラストエイドに到着です♪

第1回のときに質、量、おもてなし感、すべてが最高だったことにびっくりした記憶がありましたが、今回も同じく最高のエイドが健在でした。食べきれないほどの量と種類の地元の名物を振る舞っていただきましたが、なかでもミョウガ寿司、葛ゼリー、ブルーベリーのパンは絶品。20分ほど長居してしまいました……(笑)。

とろりと喉を潤す葛ゼリー!

とろりと喉を潤す葛ゼリー!

香り高い京野菜、花街みょうがのお寿司に思わず笑顔

香り高い京野菜、花街みょうがのお寿司に思わず笑顔

木こりさんが作った唯一無二のゴールゲートへ!!

ゴールまでの残りの5kmは、のんびりと走れるトレイルと約1.5kmのロード区間です。エイドでの暴飲暴食(?)がたたったのか、急に脇腹が痛くなりましたが、ゴールまであと少し!と自分自身に言い聞かせながら走ります。

ロード区間では、第1回の時は河原から土手に上がるためにハシゴをよじ登って進む区間があり、そのアドベンチャー感が楽しかったのですが、今回はキレイな脇道が用意されていたのが少し残念でした。

スタッフからの「ゴールまで380m!」という応援を聞き、もつれる足を騙しながらなんとかラストスパート。選手、応援の地元の方、スタッフなどの「おかえり!」の声援を受けながら、地元の木こりさんが北山杉で作ったというゴールゲートを無事にくぐることができました。

泥んこでも笑顔いっぱい!

泥んこでも笑顔いっぱい!

初トレランの選手20名も見事完走

初トレランの選手20名も見事完走

地元・京北の町のみなさん、京北を愛するトレイルランナー達、地元の山のすべてを知り尽くす木こりさんが集まってゼロから作り上げたレース。スタッフの皆さんの笑顔も、ふかふかなトレイルも、地元をあげてのおもてなし感も、すべてが最高のレースでした。

北山杉の手作りゴールゲートに集合!

北山杉の手作りゴールゲートに集合!

笑ってしまうような急登も一部ありますが、走りやすいトレイル、コース各所に配置されているスタッフの多さなど、トレイルランニングを始めたばかりの方にもオススメのレースだと思います。2年連続で100%の完走率という結果も納得です。次回の第3回では、36kmのロングコースが復活されることを期待します!

キッズの部も大会を盛り上げてくれました!
キッズの部も大会を盛り上げてくれました!


■次回参加の方へのアドバイス

・基本的にはふかふかなトレイルが多いですが、一部滑りやすい箇所があるため、グリップが強いシューズがおすすめです。

・東俣山の急登はきついので、上り始める前にジェルや水分をしっかりと補給してからアタックするといいでしょう。

・写真映えするスポットが随所にあるので、タイムとか順位だけではなく、立ち止まって景色を見る余裕があるとより楽しめると思います。

・土曜日の開催で後夜祭もあるので、日曜日に京都観光を盛り込めば、土日の2日間で京都の山と街を満喫できると思います。


仁科 俊介さん

静岡県出身、愛知県在住の会社員。39歳。トレラン歴12年。
幼少期から登山を始め、社会人になってからは限られた週末の時間で少しでも遠くの山に行きたい一心で山を走るように。最近は、自分がレースで走るより、KTF(北信濃トレイルフリークス)のスタッフとしてレースを盛り上げることに傾注。