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RUNNET TRAIL コラム

トレラン・レースリポート

  • SUZAKA Yonako-falls SKY RACE 須坂米子大瀑布スカイレース

開催日:2017年9月2日 (土)
開催地:長野県(須坂市 峰の原高原)
距離:ロング30km、ショート13km ほか
30km 完走者440人/出走者463人 完走率95.0%
13km 完走者225人/出走者228人 完走率98.7%

秘境・米子大瀑布を間近に! 
大自然を楽しめるスカイレース

リポート/田子 忍さん

日本の滝百選のひとつ「米子大瀑布」がこの大会のみどころ。NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニング映像のロケ地にもなっている

日本の滝百選のひとつ「米子大瀑布」がこの大会のみどころ。NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニング映像のロケ地にもなっている

北信濃トレイルフリークス(KTF)が運営する「SUZAKA Yonako-falls SKY RACE 須坂米子大瀑布スカイレース」に出場してきました。地元・須坂市で開催される第1回大会ということもあり、スタート前から胸が高鳴ります。標高1380mの峰の原高原スキー場を発着点として、レースが繰り広げられました。

会場に到着すると気温は10℃前後。濃い霧に包まれていました。ロングのスタート前に、レースブリーフィング。大雨による数カ所の土砂崩れ発生のためのコース変更について、またすれ違い区間が多いということ、寒さに気をつけるよう(※最高標高2100m超)注意がありました。

トレイルとガレ場をクリアし、小根子岳山頂2127mをめざす!

9:00、ロングの部スタート。一斉にスキー場のゲレンデを駆け上がります。まずは大笹街道~大谷不動のふかふかのトレイルをぐるりとまわった後、森の中の気持ち良いトレイルを一気に200mほど下り、黒門を通過。

続いて入るのが、根子岳登山道。ここからは斜度もあり、石がゴロゴロしているガレ場となります。9kmを経過した頃、避難小屋に到着。本来のコースは、避難小屋から小根子岳へ向かうのですが、ルート変更のため、避難小屋から小根子岳北肩へ。笹林に囲まれた登山道を2kmほど進みました。

レースブリーフィングでコース説明を聞きます。みんな真剣。
レースブリーフィングでコース説明を聞きます。
みんな真剣。


午前9時、30kmの部がスタート

午前9時、30kmの部がスタート

根子岳登山道。晴れていれば山頂が見えるが残念ながら雲の中

根子岳登山道。晴れていれば山頂が見えるが残念ながら雲の中

11km過ぎ、小根子岳北肩に到着。ここから小根子岳山頂を目指し、また北肩に戻るというすれ違い区間になります。道幅も細く、ランナー同士が道を譲り合い、「ガンバ!」「ナイスラン!」などと声を掛け合いました。また、この区間でトップ選手とすれ違い、その走りを間近で見ることができてパワーをもらえました。

すれ違い区間では、ほかのランナーから元気をもらえる

すれ違い区間では、ほかのランナーから元気をもらえる

雲海で眼下の景色は見えないけれど神秘的な気分になる

雲海で眼下の景色は見えないけれど神秘的な気分になる

小根子岳山頂に到着。本コースの最高地点、標高2127mです。
晴れていれば北アルプス等も望めるのですが、残念ながら雲の向こう。しかし、下の方に菅平高原が見え、雲海が広がり、標高の高さを実感しました。ここで折り返しとなるため、ナンバーカードには通過の証明となるスタンプを。標高2100m超の寒い山頂で出迎えていただいたスタッフの皆さんにも感謝です。

今回は残念な天候だったが、晴れていればこんな見晴らしのよさ!

今回は残念な天候だったが、晴れていればこんな見晴らしのよさ!

アドベンチャー度満点の迂回路。そして出会えた絶景、米子大瀑布!

来た道を戻り、北肩へ。下りで飛ばしたいところですが、すれ違い区間となるため、ランナー同士声をかけながら慎重に進みます。

北肩の分岐から、いよいよ米子大瀑布へ。ここからがアドベンチャーの始まりです。
土砂崩れにより急遽作られた迂回路に入ると、ロープを使うような急坂もあり、思わずその過激さに喜びを感じてしまいました。土砂崩れの際に流れてきた倒木をまたいだり、岩を渡ったり。山から川のように水が流れている部分もあり、もう足元は泥だらけ。下りの区間にも関わらず、爽快に飛ばすというよりも滑ったり転んだり脚が攣ったりしながら進みました。すれ違いの困難な細い道や、高所恐怖症の人は躊躇してしまうくらい高くて細い橋もあり、アドベンチャーがたっぷり盛り込まれていました。

土砂崩れにより荒れてしまった登山道。まさにアドベンチャー!

土砂崩れにより荒れてしまった登山道。まさにアドベンチャー!

ロープを使って上る急坂も!

ロープを使って上る急坂も!

軽快に走れる道に出ると思わず笑顔になる

軽快に走れる道に出ると思わず笑顔になる

案内板の他に、遊び心満載の掲示も

案内板の他に、遊び心満載の掲示も

沢の音が聞こえ始め、いくつか細い橋を渡ると、目の前が急に開けます。そして目に飛び込んできたのは米子大瀑布の絶景。権現滝と不動滝という2本の滝が見えました。この米子大瀑布は、日本の滝百選・国の名勝指定であり、某大河ドラマのオープニング映像に使われたことも。大変人気の観光スポットです。

四阿山の懸崖に並んで見える権現滝(左)と不動滝(右)。この2滝を総称して米子大瀑布といわれている

四阿山の懸崖に並んで見える権現滝(左)と不動滝(右)。この2滝を総称して米子大瀑布といわれている

米子大瀑布の駐車場、唯一のエイドステーション(約19km地点)でひと息補給をし(水、スポーツドリンク、コーラ、バナナ、塩飴等)、滝の対岸のビューポイントへ。絶景を名残惜しみながら、アドベンチャーゾーンへと再び進みました。

エイドステーションは米子大瀑布駐車場。

エイドステーションは米子大瀑布駐車場。

コーラ、バナナなどを補給してほっとひと息

コーラ、バナナなどを補給してほっとひと息

後半に待ち受けていた難所。ラストは爽快に駆け抜けてゴールゲートへ!

米子大瀑布から北肩へ、来た道を戻ります。このレースでいちばんキツかった区間です。
脚の疲労もピークなうえにずっと上りが続き、だんだん脚が進まなくなりました。まわりの選手を見ても、やはりつらそうでしたが、互いに声を掛け合い、励まし合いました。疲れた脚に鞭打って、ようやく北肩へ到着。ラストは避難小屋からゴールを目指します

あとの残りはほぼ下り坂。残っている力を振り絞ります。スタッフの皆さんからの「あと2kmだよ~!」の声援には、もうゴールしてしまうのか…と少し寂しい気持ちになるほど。スキー場のゲレンデを駆け下り、待ち受けて応援してくださる皆さんとハイタッチをしながら無事ゴールすることができました。

最後はみんないい笑顔!

最後はみんないい笑顔!

こんななごやかなゴールシーンも

こんななごやかなゴールシーンも

選手もスタッフや地元の方々も笑顔、笑顔のアフターレース

その後、ゴールしてくる方たちを出迎えていましたが、皆さん脚は辛そうだけれど笑顔でゴールする方たちばかり。今回のレースは楽しかった!と心から思いました。

レース終了後のアフターパーティーでは、地元・峰の原高原のペンションのオーナーさんたちによるお料理等をいただきながら歓談。スタッフも選手も、とても疲れた1日だったはずなのに、やはりここでも笑顔が溢れていました。

急な災害によるコース変更となりましたが、そのおかげで過激で楽しいレースとなりました。小根子岳山頂、米子大瀑布での絶景を見て感じて楽しめるコースなので、ショートコースよりもロングコースがオススメです(もちろんショートコースも小根子岳山頂には行けるので、トレラン初心者には楽しめるコースだと思います!)。

地元民としても、これからもずっと続いて欲しい大会です。
第2回開催も今から楽しみで仕方ありません。

アフターパーティーでは、地元ペンションオーナーによるおもてなし。
アフターパーティーでは、地元ペンションオーナーによるおもて
なし。



板垣 渚さん

長野県須坂市在住。
トレイルランがどういうものなのかも分からずに4年前に出場したのがきっかけで、トレラン、ランニングを始める。
主に長野県内のトレラン大会やマラソン大会に出場。SNSを通じて全国各地にランニング仲間が増えていくのが何よりも楽しい!
今回はみごと年代別3位に入賞!