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【地域】「筑後川マラソン」ハーフマラソンのコース距離計測を実施しました

2017年7月28日

ランニング大会(を開催する主催者)にとって、最も大事なことのひとつが、距離計測です。7月26日(水)、主催者に代わって「筑後川マラソン」の距離計測を実施したアールビーズ福岡事業所からのレポートをお送りします。

「日本ハーフマラソンランキング」参加のため“正しい”距離計測を

10月8日(日)に開催される「筑後川マラソン」のフルマラソンの部は、日本陸連公認コースを取得(現在は期限切れ)しており、「全日本マラソンランキング」(フルマラソンの記録を毎年度、1歳刻みでランキングをする企画)の対象大会です。ハーフマラソンのコースは公認ではありませんでしたが、今年から「日本ハーフマラソンランキング」に新規加入するため、ハーフのコースの距離計測を実施しました。

今回、コースの一部が泥に覆われていたため、一般的な自転車計測は諦め、2台のウォーキングメジャーをメインにして(サブとしてGPS機器)、距離計測を行いました。
まず計測を開始する前に、直線400mを2台のウォーキングメジャーを2往復させて、それぞれの機器の誤差を把握します。この地味な作業はカリブレーションと呼ばれるもので、コースを計測するためには重要な作業です。「筑後川マラソン」のフルのコースは過去に日本陸連が計測済みなので、今回は10km地点からハーフ折り返し地点までの短い計測距離でしたが、ここでの小さな誤差の積み重ねが大きな距離のズレにつながるので、非常に神経を使いました。

豪雨の影響が色濃く残るコース。無事に大会を開催するため準備中!

7月5~6日の九州北部豪雨の影響で「筑後川マラソン」のコースである河川敷にも水が溢れたという情報は大会事務局から聞いていましたが、コース上は想像以上に泥が覆っていました。コース全体の30%くらいでしょうか。ひどいところではコースが認識できない状況。すでにメイン会場付近では重機を入れて泥の搬出作業を開始していましたが、「筑後川マラソン」主催者代表の江崎氏の話によると、作業は、上流の朝倉市など甚大な被害を受けたエリアが優先となるとのこと。10月8日の開催までに撤去作業が終わるか非常に心配されていました。 

今回の距離計測でも、困ったことがありました。陸連公認コース計測時、陸協検定員が、1km毎にポイントをピン打ちしているのですが、そのポイントが泥に覆われ見つからないのです。江崎代表、アールビーズ福岡事業所員2名の計3名で15分以上泥かきをして発見。この日は気温34℃、湿度80%と猛烈に暑く、今回は計測距離が合計2km強と短かったものの、計測距離が長かったことを考えるとゾッとします。

「筑後川マラソン」は、コース上に日陰が一切ないコース。開催時期の10月初旬は気温25℃を超えることも考えられます(昨年度大会での最高気温24.9℃)。事務局も救護体制には危機感を持っており、8月6日(日)には、大会スタッフ向けのAED講習会を開催するなど、安全対策強化を図っています。

距離ポイントを探すため、泥かきをしたコース
距離ポイントを探すため、泥かきをしたコース



(アールビーズ福岡事業所・野平)


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