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【MCCニュース】東北・みやぎ復興マラソン2018が開催

地元出身の実業団選手
野口拓也(コニカミノルタ)が大会新記録で優勝!

コース全域は2011年3月に発生した「東日本大震災」の津波被害による浸水エリア。地域の人びとは昨年「復興する地域の“今の姿”を参加者に体感してほしい」という願いを込めて大会を立ち上げた。復興が進むと道路がつながり、街ができる。そのためコースは毎年少しずつ変更しなければならない。それでも主催者は日本陸連のコース検定を毎年クリアし、復興イベントと本格的なフルマラソンの両立をめざしている。

津波の流入を押しとどめるために造成された「かさ上げ道路」や海沿いの平地を進むコースは単調だ。今はまだ住む人も少ない。それでも沿道の応援が途切れない。「BACK TO HOMETOWN」という給水所が11カ所あるからだ。津波被害によって移住を余儀なくされた人びとがこの日はかつて集落があった土地に戻ってランナーに給水をする。「来てくれてありがとう」と声援を送る。


従来の大会記録を5分10秒更新、2位に7分近い大差を付けて圧勝した野口選手
従来の大会記録を5分10秒更新、2位に7分近い大差を付けて圧勝した野口選手

当日の天気はくもり、気温は18℃に湿度60%、風もほぼ無くマラソンに適した気候だった。大会新記録で優勝した野口拓也選手(コニカミノルタ)は地元宮城県の東北高校出身。今回のコースの一部は全国高校駅伝の予選会でも走った「ホームコース」だ。「懐かしさもありますが、それ以上に復興に取組む地域や人の力を感じました」とレースを振り返る野口選手はスタート前「下手な走りはできない。アスリートとして全力を尽くす」と宣言。
終始先頭を譲らず、3分20秒のラップをきれいに刻み追いすがる強豪市民ランナーに大差をつける2時間18分37秒の大会新記録で優勝。チームの磯松大輔監督がレース中「ちょっとがんばり過ぎじゃないか」と心配するほどの快走で沿道の声援に応えた。


2位の早坂選手(右)と。「僕は生涯走り続けられるかな?」(野口選手/左)
2位の早坂選手(右)と。「僕は生涯走り続けられるかな?」(野口選手/左)

野口選手の快走は追う市民ランナーにも力を与えた。2位に入ったのは今年9月にクロアチアで開催された「IAU100km世界選手権」で4位に入賞した強豪市民ランナー早坂光司選手(石巻RC)。序盤出遅れたが中盤以降「後ろから見てほれぼれするきれいな走り」の野口選手を目標に順位を上げた。表彰式を待つ間、ウルトラマラソンも話題に上ったが、「僕は無理です。42.195kmから先は未知の世界」と野口選手は笑う。「がんばる市民ランナーと一緒にレースができる。こんな経験はめったにない」と話す野口選手は「東京オリンピックをめざす気持ちが高まります」と表情を引き締めた。


ゴールは続々とランナーで埋まっていく。「沿道から“走ってくれてありがとう”って、こっちがありがとうなのに」と涙ぐむ人、「フラットで気温もちょうどよかった。自己ベストです!」とガッツポーズの人、「コース全域が津波浸水エリア」というこの大会ならではの思いが、ランナー一人ひとりからあふれる。

大会新記録更新はならなかったが、女子の部で優勝した小田切亜希選手(竹村製作所)は「走らせてもらえる感謝の思い」を背中のゼッケンに書き込んでレースを走った。「また来年も走りたい」という小田切選手のコメントは、この大会を走った選手の多くに共通した思いだろう。

大会記録更新はならなかったが2時間46分7秒の好タイムで優勝した小田切選手

大会記録更新はならなかったが2時間46分7秒の好タイムで優勝した小田切選手

女子優勝の小田切選手は「走れることに感謝!」とゼッケンに思いを込めた

女子優勝の小田切選手は「走れることに感謝!」とゼッケンに思いを込めた


ゴール後のメダルやタオル掛けはちびっ子ボランティアが大活躍

ゴール後のメダルやタオル掛けはちびっ子ボランティアが大活躍

19ヵ所の給水所では声援が波のようにランナーの背中を後押しする

19ヵ所の給水所では声援が波のようにランナーの背中を後押しする

■MCC(マラソンチャレンジカップ)とは
http://www.marathon-cc.com/#whats_mcc
※今大会で優勝した野口選手にはMCC規定による賞金30万円が授与されます。

■MCC参加大会MAP
http://www.marathon-cc.com/#list_map


東北・みやぎ復興マラソン 大会概要

開催日: 2018年10月14日
開催地: 宮城県岩沼市、亘理町、名取市
大会オフィシャルページ:https://fukko-marathon.jp/
種目:
フルマラソン:完走者数7,463人/出走者数8,238人
5km:完走者数1,977人/出走者数1,978人
親子ペアラン(2km):完走者数1,138組/出走者数1,138組
車いすジョギング(2km):完走者数28人/出走者数28人


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