48歳で2時間31分48秒、マスターズの日本記録保持者でもある小西亘さん。
が、記録には満足していない。1秒でも速く走るために、腕に着けるのはASICS WATCHの「AR10」モデル。
効率的な腕振りを追求し片道約2時間の通勤をカバー
「今年の7月まで、自宅のある栃木から東京や埼玉のオフィスまで、片道約2時間の通勤を15年近く続けてきました」
と話すのは、昨年度1歳刻みランキング48歳1位(2時間31分48秒)の小西亘さん。マスターズ陸上(※)では、800mからフルマラソンまで、6種目の日本記録(45歳以上)も保持している。忙しい中、高い走力を維持できている理由の一つは、常に効率的なフォームを意識しているからだ。
「特に意識しているのは、腕振り。腕を振ることにより生じる身体の捻転動作を推進力につなげていくことです。良い走りができたときは、脚だけでなく全身を使えている感覚があります」
平日は6~8㎞のジョグ。フルマラソン前は、土曜日に16㎞のレースペース走。日曜日に疲労が溜まった状態で、3時間のクロスカントリーを行うのが定番トレーニング。その際、自分の身体の動きに集中したいから、身に着けるものは極力シンプルにしている。そんな小西さんが最近使い始めたのが、アシックス ウオッチのAR10だ。
「軽いから腕振りの際に気にならない。そして何よりもボタンが押しやすい。文字盤のすぐ下に赤く大きく配置されているので、速いペースで走る時もストレス無くラップを取れます」
40年以上走り続けているが「まだ完全燃焼できていない」と語る。「記録は自分を表現してくれるもの。1度でいいから完璧な練習をして、レースで力を出し切ってみたい。その時AR10にどんなタイムが表示されるのか、それを知りたいんです」
※マスターズ陸上 生涯を通じて陸上競技を楽しめるように、5歳刻みでクラス分けがなされ、競技会が行われたり、日本記録・世界記録も設けられている。18歳以上から登録可能。
小西 亘さん(48歳)
フルマラソンベストは2時間25分45秒
(2012年福岡国際)、月間300~400㎞
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