福田六花さん（51歳）　医師であり、2児の父。2016年グアムマラソン・ハーフマラソンの部にゲストランナーとして出場。

―お子さんも連れての参加だったそうですね。
フライトはユナイテッド航空で片道3時間半。1歳半の双子の子どもたちが泣かないか心配していましたが、あっという間に到着し、EXPOの会場でもある「パシフィックアイランドクラブ」に宿泊しました。ホテルには海やウォーターパークなどのアクティビティー施設が併設されてあり、車で10分以内のところにはグアム唯一の水族館「アンダーウォーターワールド」も。グアムはタクシーやバスを利用しやすいので、小さい子どもを連れて観光するのに最適です。

―グアムマラソンのどんなところが好きですか？
これまで5回以上海外マラソンに出場していますが、グアムマラソンは海外だけれど「アットホーム」なところが魅力。ハーフの参加人数は825人とあまり多くなかったので、2km毎のエイドステーションでは私1人を数人のスタッフが「GO！GO！」と全力で応援してくれる。ゴールも一人ひとり、DJのマイクパフォーマンスで迎えてもらえました。妻の恵里佳は育児と故障で思うように走れない日々が続いていたからか、（憂さを晴らすように？）とてもいきいきした表情で走っていました（笑）。少しは家族サービスできたかな？

ランニング仲間の新垣愛里さん（41歳）、臼井理恵さん（39歳）　3泊4日のグアム旅行を兼ねて参加。

―レースの思い出を教えてください。
（新垣さん）スタートが3時で真っ暗なのですが、星がたくさん見えるんです。満天の星空の中を駆け抜けるのも新鮮でしたし、朝日が出てくると今度は海が見えてきます。42.195kmの中で景色の変化を楽しめるのは、なかなかできる経験ではないです。
（臼井さん）海風にあたりながら走るのも気持ちいいですよね。当日は27℃ととても暑くてきつかったのですが、景色が疲れを癒してくれたおかげで最後まで走りきれました。ゴールしたときの達成感はなんともいえないくらい大きかったです。しかも、二人とも年代別で入賞というオマケつきで、とても良い思い出になりました。

―レース後はどう過ごしましたか？
（新垣さん）グアムで人気のレストラン「プロア」でチャモロ料理を食べました。チャモロ料理はグアムの地元料理なのですが、スパイシーなお肉がとても美味しいんです。朝からビールも飲んで、至福のひとときでした（笑）。
（臼井さん）頑張って走った後のビールは最高でしたね！昨年は1人で参加しましたが、友達と一緒に参加するとレース直後の「あたたかい」うちに思い出を共有できるのが嬉しいです。打ち上げが終わった後は、アウトレットで買い物したり、ビーチの周りを散歩したり。スタートが早い分、観光に時間をたっぷり使えるのもグアムマラソンの良さですね。来年も早速、エントリーしました！

佐藤広規さん（36歳）　初フルでグアムマラソンに参加。金曜の深夜に出発し、2泊3日でグアムを堪能。

―金曜の夜に出発されたそうですね。
はい。仕事が休めなかったので金曜の深夜に出発して日曜の夕方便で帰国しました。土曜はコースを下見したり、ビーチの周辺でジョギングしたり、グアム最大規模のショッピングモール「マイクロネシア・モール」で買い物したり。レース後のアフターイベントでは、他の参加者とお話しながらダンスショーを観覧。1人でも、たった2日間の滞在でも、十分楽しむことができました。忙しいビジネスマンにとって、片道3時間半という近さはかなりポイントが高いのではないでしょうか？

―初マラソンはどうでしたか？
思い出に残る初マラソンにしたくて、前から行ってみたいと思っていたグアムの大会を選びました。初めて味わう高温多湿の気候と小刻みなアップダウンは予想以上にきつくて、途中、歩いてしまいました。しかし、車のクラクションを使ったユニークな応援や現地の方の大声援をいただいたおかげで終始レースを楽しむことができ、6時間を超えてしまったものの走りきることができました。ラストは金メダリストの高橋尚子さんに迎えてもらい、一緒にゴール。きつかった分、ゴールできたときの達成感が大きくて、忘れられない初マラソンとなりました。