
嶋原:私はトレーニングでもレースでも、サングラスは欠かせません。とにかくサングラスをしないと、眼が異様に疲れてしまうんです。でもサングラスをかければ眼の疲労が軽減され、余計なストレスに悩まされずに済むので、もう走る時は手放せませんね。
川越:まぶしさや紫外線を防いでくれるだけでなく、単純に小さなゴミや虫の飛び込みを防いでくれるという利点もありますね。これは前方に集中して走っているランナーにとっては、重要なポイントになるんです。
嶋原:それに、走行中の風除けとしての効果も大きいですね。
強風の日はとくに重宝します。
原 :サングラスというと夏や日光の強い日にかけるものというイメージがありますが、実は太陽が低い軌道を描く秋や冬こそ、直射日光の進入を防ぐ効果があるんです。低い位置にある太陽の光は、ランニングキャップやサンバイザーでは防ぐことができませんので。
川越:紫外線がカットできると、白内障のような眼の病気の予防にもなります。身体はウエアや日焼け止めクリームなどで保護できるけれど、眼は裸眼で走っていては保護できない。一般ランナーも、ウエアやシューズと同じようにもっとサングラスを活用してほしいですね。
嶋原:結局サングラスで重要となるのは、かけた時のフィット感だと思います。特に市民ランナーの方は、かけたサングラスが顏の骨格に合わなくて、走っている時にずれたりブレたりしてしまうと逆に疲れてしまい、それが理由で着けなくなってしまうこともあると聞きます。
原 :まさにその通り。軽さも大事ですが、ランナーにとっては、フィット感のほうがより重要ですね。顏にフィットしていないと、それだけでも重たく感じてしまうんです。ちなみに外国製のサングラスがフィットしにくいのは、上から見たときに、欧米人が卵形で日本人が丸型という……頭の形のせいでもあるんです。
嶋原:じつは先日、眼をこすろうとして、レンズに指を突き刺してしまいました。今使用しているサングラスが、私の顏にあまりにピッタリすぎて、サングラスをしていることを忘れていたんです(笑)。
原 :それは理想的ですね(笑)。やっぱりできるだけいろいろな形、デザインのものを試着してみて、自分の顏に違和感なくフィットするものを選んでほしいですね。顏とフレームのすき間が大きすぎるものや、レンズがほお骨に触れてしまうようなものは注意した方がいいかもしれません。
川越:サングラスもファッションの一部なので、お気に入りのデザインが見つけられるとなおいいですね。市民ランナーであれば、そういう“オシャレの楽しみ”や“見せる楽しみ”から入るのもありだと思います。
嶋原:慣れてきたら、フレームのデザインやレンズの色など、いくつかバリエーションを揃えるのもいいですよね。私もその日の天候や気分に合わせてサングラス選びを楽しんでいます。
原 :サングラスは何となく競技選手主体のものに思われていますが、本当は市民ランナーの方にこそ着けてほしいものなんです。同じ距離のレースでも、走っている時間が長いですからね。その間、ずっと眼を護らなければなりません。とにかく一度着けて走ってみてもらえれば、その快適さがわかると思います。
日本人の顏の骨格にぴったりなフィット感が気に入っています。走行中にサングラスがズレることもないので、レースに集中することができます。



