走り始めたきっかけは、ホノルルマラソンのポスター
佐藤さんは04年8月、48歳の誕生日を機に走り出した。
ダイエット目的で通っていたジムに、12月に開催されるホノルルマラソンのポスターが貼ってあったのだ。
実は20歳のときにも挑戦したが、膝痛で断念。「今度こそリベンジ」と思ったからだ。
ほどなく、ネット検索中にガーミンと出会う。
「どこを走っても正確な走行距離が分かる」という機能に惹かれた。
「高かったけど、2年使えばひと月当たり数千円」と納得。屋外で気ままに走っても正確に増えていく距離が励みになり、
すぐに走行距離は月間300kmを越えた。
11月に、腕試しで渡良瀬マラソンに出場。練習と同じ“キロ5分”を維持し、3時間31分で初フルを完走。
「ガーミンだけを見ていたので、周りのランナーに惑わされることはなかった」と振り返る。
翌月のホノルルも同じ方法で臨み、3時間26分と記録更新。
「アップダウンが渡良瀬より厳しかったが、ガーミンを頼りに走って結果的にイーブン。気持ちよかった」
グランドスラム達成も支えた、なくてはならないペースメーカー
その後、走友会に入り、脚づくりのためウルトラマラソンも始めた。
ある日、“市民ランナーのグランドスラム”を知る。
06年のサロマ湖で「100kmウルトラ10時間切り」、その1カ月後に「富士登山競走完走」をクリア。
残るは「サブスリー」と練習にも熱が入った。
とはいえ3時間の壁は高く、1〜2分オーバーのレースが続く。
ようやく達成したのは08年の勝田だった。
体調万全で臨み、35km地点でも余裕はあったが欲は出さずに、ガーミンを見ながらペース維持だけを考えて走った。
2時間58分のゴールは計算通りだった。
「ガーミンは頼れるペースメーカー。つけ忘れたときは不安になる」
集めた記録は励みになり、次の結果につながる
もうひとつ、「ガーミンはいろいろなデータを、連続記録できるのもいい」と佐藤さんはいう。
万歩計なら「10000歩」といった最終結果が残るが、ガーミンは途中の全てのラップタイム、道の勾配も記録され、走行軌跡まで地図上に描かれる。
「パソコンにも簡単にデータ転送できるし、どこでペースダウンしたかも一目瞭然。
次の練習やレースに生かせる」と、その魅力を語る。
サブスリー達成以降は、ウルトラでの記録追求に挑戦している。
09年の年間走行距離は、6000km強。今年の目標はギリシアのスパルタスロン(246km)での、初出場・初完走だ。
長丁場の道のりだが、ガーミンはきっとまた絶妙なペースメイクでゴールへと導いてくれると信じている。