仲間との週末トレランが
マラソン練習の癒しに(青木さん)
1人でレースをイメージしながら
追い込みます(岩井さん)
昨年から各地のトレイルレースでしのぎを削っているという青木純さん(32歳)と岩井竜太さん(25歳)。ともにジェイバードのアンバサダーとして活動する2人は、経歴もトレイルへの取り組み方も対照的だ。
青木さんは中学で陸上競技を始め、社会人になってからも市民ランナーとして走ってきた。フルマラソンは2時間26分台の記録を持つ。トレイルは、自分には向いていないと思っていたが、昨年「地元茨城の大会だから」とOSJ奥久慈トレイルレース30Kに出場すると、見事に優勝。今年は50Kに出走し、2位に入った。
「苦手な岩場で1位に差をつけられてしまいました。試走を重ねるなど対策をして、地元であり難関コースと言われるこの大会(50K)で、来年は優勝して実績を残したいです」
千葉県内にある会社の寮で生活する青木さんは、平日は朝を中心にロード練習。週1回は強度の高いスピード走を入れる。そして週末は山へ。
「茨城の山へ行くことが多く、仲間と30~40kmをゆっくり走ります。マラソン練習ばかりだと辛くなってきますが、山で季節を感じながら走るのが癒しになっています」
マラソンも2時間20分切りを目標に続けていくという。
「山は私にとってまだ新しい世界。行くたびに学びがあります。トレイルとマラソンを上手く両立して走っていきたいです」
一方、岩井さんは高校時代、サッカー選手だった。柔道整復師の専門学校に通っていた20歳の時、山を走るようになり、以来、トレイルラン一筋でマラソン出場経験はないという。
「トレイルは、例えば上り1つにしても傾斜によって身体の使い方が変わってきます。それを追求するのがおもしろく、徐々に引き込まれていきました。どこでどういう走り方をしようか、レースをシミュレーションするとワクワクしますね」
大会で上位に入賞するようになると、競技としてより真剣に取り組みたいと思うように。トレイルランナーとして、マラソン主軸のランナーに負けたくないという意地もある。より練習に専念できる環境を求め、今年春に転職しSalomon昭島店のアドバイザリースタッフに転身した。週に3日は高尾山などの山に行き、レースをイメージしながら1人で追い込むという。その成果か、5月の経ヶ岳バーティカルリミット(21km・長野県)では3位に入賞した。
「私の武器はスピードなので、20~40kmのレースで戦っていくつもりです」
「ジェイバードのイヤホンはケーブルのわずらわしさを感じさせず快適に音楽を楽しめます。水や汗に強いのがランナーに心強いですね」(岩井さん)
「タラプロは使い勝手がいいので、ジョグやレース前に集中する時はもちろん、日常的にも音楽を聴く頻度が増えました」(青木さん)