「走ることに専念できる今は、オフは２カ月に１度くらい。24時間３６５日、どんな瞬間も『走ること』を意識して過ごしています。ウルトラを走っている時間を、限りなく日常に近づけたいと思っています」

　と語る川内鮮輝さん。

　現在の１週間のトレーニングはスピード練習と距離走を１回ずつ、残りの５日はジョギングで動きを整えるという。

「スピード練習は兄（優輝）と行うことが多く、全く同じメニューはできないので距離を調節しています。兄は同志のような存在。一緒にカラオケでリフレッシュすることもあります」

　ジョギングの日はペースを決めず感覚を優先して、平均20kmほどを走る。

「これまでジョギングは平坦なロードを走っていましたが、今年のサロマでは坂で前のランナーに離されてしまい、上りの弱さを痛感しました。以来、アップダウンのあるコースも取り入れるようにしています」

　10月からは積極的にフルやハーフのレースに出場し、スピードを磨いてきた。

「来年３月の東京マラソンで２時間15分を切るのが目下の目標です。フルで培ったスピードをウルトラにつなげたい。４月からは引き続きフルやハーフのレースでスピードを養いながら、ウルトラに向けて長距離の練習を入れていきます。そして来年のサロマで優勝を目指します」

　そんな鮮輝さんのウルトラに向かうトレーニングを陰で支えるのが音楽だという。

「ジェイバード タラプロは、14時間連続再生で70km以上の長距離走でも途中で音楽が切れることがなくなりました。これなら最後まで音楽と共に走り続けられる。さらに、ジェイバード史上最高の音質でボーカルの息遣いまで聴こえ、ギターやドラムも近くで演奏しているかのような臨場感があります。マグネットで固定できるので常に首元にあり、多くの時間を共にする強力なパートナーです」