日刊ランナーズ

疲労を吹き飛ばす「レース翌日」の過ごし方

「昨日、フルマラソンを走り、全身筋肉痛」
 という人は今日(レース翌日)こそ、「エレベーターやエスカレーターの利用を避けて階段を使う」、「大股で歩く(早歩きでもOK)」、「最寄の1駅前から徒歩で帰宅する」など、日常生活の中で身体を動かすことをおすすめします。
 トップ市民ランナーのトレーニングを紹介する本誌連載「マイトレーニング」(2010年2月号)に登場した柴田貴行さん(33歳)は、レース翌日の過ごし方をこう語ります。
「アクティブレスト(積極的休養)という言葉があるように、高い負荷をかけた次の日は軽く身体を動かしたほうが疲労が抜ける、と言われますが、レース翌日は筋肉痛が強すぎて軽いジョグすら困難です。仮に走ってもフォームがバラバラになりそうです。だからこそ日常生活の中で階段を積極的に使い、普段より大股で歩くよう心がけています。すると火曜の疲労は軽減されます。以前、レース翌日の月曜に1日寝込んだことがあったのですが、火曜は気持ちまでダルくなってしまい、仕事への集中力も低下しました」
 アクティブレストは緊張感が切れるレース後に「心を引き締める」という効果もある様子。早速、実践してみましょう。

(2010年4月19日 ランナーズ編集部/黒崎 悠)

全種目で、2万5058人のランナーがエントリーした、かすみがうらマラソン。メンタル面にも影響を与えることを考えると思い通りの結果が出なかった人ほど、アクティブレストは重要!?

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