日刊ランナーズ
走歴30年のベテラン女性ランナーが語る
伴走することの魅力
「よく障害を持った方が、ランニングを始めて『世界が広がった』と、おっしゃっていますが、それは私たちも同じなんです」
9月末に行われた『月刊ランナーズ』隔月連載「障害走者の風景」(12月号)の取材。全盲の高澤節子さんの伴走として、取材に同行していただいた宮内和江さんの言葉です。
本誌ではアイメイト(目の見えない人をサポートする犬)と高澤さんの絆について書かれていますが、走る時は、同じ「アキレストラッククラブジャパン」に所属する宮内さんが、高澤さんの伴走を務めているのです。
「タイム狙い、海外マラソン、ジャーニーラン、トレランとランニングにもいろいろあるけれど、伴走もその中の1つ。すごく楽しいですよ」
宮内さんは走歴30年。クラブ内では「ウルトラの女王」と呼ばれており、フルマラソンでも3時間10分というタイムを持っています。アキレスに入って7年、伴走としてニューヨーク・シティマラソンに出場したこともあります。
「伴走するときは、路面の説明はもちろん、周りの景色や仲間の様子、公園で遊んでいる人たちの顔、仕事のことなど何でも話します。2人で1つのロープを握って走る、その一体感がとても気持ち良いんです」
相手の役に立つだけでなく、自分も楽しめる。伴走とは、実に魅力的なランニングです。
(2009年10月29日 ランナーズ編集部/栗原直也)
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もちろん高澤さんとの息はバッチリ。「伴走は『人対人』。心が通い合うことが一番大事なんです」(宮内さん) 写真/飯田照明 |
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