日刊ランナーズ

“30kmの壁”を吹き飛ばす、魔法があった!

 フルマラソンのレース終盤。脚は重い、呼吸は苦しい、ペースも落ちてきた、でも頑張りたい!……なんて時、あなたならどうしますか?
 答えのひとつは、「沿道の声援に『ありがとう』と手を挙げて応える」こと。ランナーズ本誌でもお馴染みの徳島大学小原繁教授は、運動生理学の見地も交えこう語ります。
「マラソンは単純な動作の繰り返しですから、時間が経つほど脳はマンネリを感じ、活性度が低下していく傾向にあります。なので、レース中いかに気分転換をするかが大切。景色を眺めるのも良いですが、もっとも効果的なのは、沿道の応援や給水所のボランティアに『ありがとう』と声に出して応えること。黙ってうなずくのではなく、能動的にアクションを行うことで、脳が活性化してやる気を取り戻します。もちろん、温かい交流で気分が高揚することも理由のひとつです」。
 またその際、手を挙げるなどのアクションを加えるとより効果的だそう。
「ランニングとは違う動きを行うことで、筋肉がリフレッシュされます。私が参加しているランニングクラブ『徳島ジョガーズパラダイス』のメンバーは、今年の東京マラソンでエイドごとに阿波踊りを披露しながら走ったのですが、『疲れを感じないで楽しく完走できた』という感想でした。ランニングの合間の踊りがアクセントとなって、気分転換しながら走れた結果だと思います」。
 春のレースを控えた皆さん、文字どおり「応援を力に変えて」30kmの壁を吹き飛ばす快走を!

(2010年3月12日 ランナーズ編集部/春城信宰)

こんな応援があったら、迷わずハイタッチ! がレースを元気に完走するコツ(写真は3月6日開催の鴻巣パンジーマラソン)

こんな応援があったら、迷わずハイタッチ! がレースを元気に完走するコツ(写真は3月6日開催の鴻巣パンジーマラソン)

バックナンバー確認