流し
【 ながし(ウインドスプリント、wind sprint) 】
ウォーミングアップやトレーニングの最後に、短い距離を全力もしくは、全力よりやや遅いペースで3〜5本行う疾走のこと。ウインドスプリントとも呼ぶ。ダイナミックな動きや速い動きの刺激を入れることで、フォームが小さくなってしまうことを防いだり、スピード練習をあまり行っていない市民ランナーの場合、スピードアップの効果も期待できる。
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ナンバーカード
【 number card 】
以前は「ゼッケン」という呼び方が一般的だった、レース出場時に、ウエアの胸と背中(胸だけの場合もある)部分に付ける、番号が書かれた布や紙だが、1994年に日本陸連が行った競技規則修改正で、呼び方が「ナンバーカード」に統一された。そもそも「ゼッケン」という呼び方は、日本固有のもので(語源はドイツ語がなまったなど諸説ある)、国際的には通用しない。日本の競技者が海外の大会に参加する機会が多くなったこともあり、国際的に使用されている国際陸連の用語に合わせた。なお、英語ではビブ(bib)と呼ぶこともある。
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ニコニコペース
【 にこにこぺーす 】
福岡大学の田中宏暁教授らが提唱する、フルマラソンのトレーニングに効果的と言われるランニングのペースのこと。笑顔で走れる上限のペースに近いことからこう呼ばれ、具体的には、最大酸素摂取量の50%程度の強度といわれるている。このペースの簡単な求め方は、3〜4分(笑顔で走れる上限のペースで)走ったあと立ち止まり、10秒以内に15秒間右手首で脈拍をとる。この数字(P)を4倍して10を加えたものが、138から年齢の半分を引いた数字と等しくなればよい(P×4+10=138−年齢/2)。
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乳酸
【 にゅうさん 】
グリコーゲンを無酸素状態で分解したときに大量に発生する代謝物質の代表。懸垂や腕立て伏せを行ったときに感じる疲労が原因といわれている。ランニング中、ペースを維持するために必要なエネルギー供給が酸素を利用した有気的代謝でまかなえなくなると、その分を無気的代謝でまかない始める。その結果代謝産物として乳酸が生成される。運動強度を反映していることから、血液中の乳酸濃度が一定レベルを超えて走りつづけると、大幅なペースダウンを余儀なくされる。ちなみに、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌とはまったく別のもの。
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肉離れ
【 にくばなれ 】
筋肉が部分的、または完全に断裂した状態のこと。筋肉を何かに強くぶつけたり、ダッシュやジャンプ、着地など、急激に筋肉が収縮したときに起こりやすい。ランニングでは、ダッシュを行ったときなどでに発生するケースが多い。マラソンなどの長距離ではまれに起こる。
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熱中症
【 ねっちゅうしょう 】
高温や多湿の環境下で、レースや激しいトレーニングを行った時に発症する障害の総称。症状によって、熱射病、熱疲労、熱けいれんに分けられる。一般に気温31℃を超えると熱中症の危険が高くなると言われるが、春から夏に移る6月の厚さに慣れていない時期にも起る。また、ロードでのランニングは、アスファルト面の輻射熱も加わるため、十分な注意が必要。熱射病では異常な体温の上昇と意識障害が起こり、死に至る危険もあるため、レース中に熱射病のランナーを見つけた場合は、すぐに係員に伝え、身体を冷やしながら集中治療のできる病院へ一刻も早く運ぶ必要がある。万が一、周囲に係員がいない場合は、全身に水をかけるなど、すぐに身体を冷やすことが大切。近くに十分な水が見つからない場合は、水、スポーツドリンク、清涼飲料水などを口に含み、患者の全身に霧状に吹きかけることで、汗による気化熱の冷却と同じような効果をもたらすことができる(これらの液体は、冷たい必要はない)。
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ネットタイム
【 net time 】
←→ グロスタイム
スタートライン通過からフィニッシュライン通過までに要したタイムのこと。タイム計測にRCチップを使用することで、参加人数が多い大会でも、ネットタイムの計測が可能となった。これにより、出場種目(距離)に対して、実際にかかったタイムを知ることができる。特に、参加人数の多いフルマラソンの大会などでは、スタート時の整列位置によっては、スタートライン通過までに数分かかるケースもある。例えば、10:00スタートのレースで、あるランナーが10:30にスタートラインを通過し、16:00にゴールした場合、ネットタイムは5時間30分となる。こうした大会でのネットタイム計測は常識となりつつある。ネットタイムに対して、スタートの号砲からフィニッシュライン通過までに要した時間をグロスタイムと呼ぶ。
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捻挫
【 ねんざ 】
関節が正常な可動範囲を超えた動きをしてしまうことで、靱帯が引き伸ばされて部分断裂を起こす症状。断裂の程度によって、重症度が3段階に分類される。フルマラソンのレース中に捻挫してしまった場合、無理せずに棄権することも考える。
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