身体作りに欠かせない「たんぱく質」

たんぱく質は、ランナーにとって必要な栄養素です。なぜならば、ランナーは走ることで、筋肉組織の損傷や赤血球の破壊などを受けやすいからです。たんぱく質は、細胞を修復したり、消費した酵素やホルモンの補給をしたり、丈夫な身体の維持に欠かせない大切な栄養素で、トレーニングやレースによる身体ダメージをより早く回復するためにも、良質のたんぱく質は、朝昼晩の食事でも毎回取りたいところです。

たんぱく質は、我々の体重の約15％を占め、身体の細胞、血液の成分、酵素、抗体、ホルモンなど生きていくうえで必要なすべてのものの構成要素です。肉、魚、卵、牛乳、大豆などには、栄養価の高いたんぱく質が豊富に含まれています。「朝はトーストにコーヒーだけ」という人は、ハムエッグやチーズ、牛乳をプラスするなどの工夫をしてみましょう。丈夫な身体を作るためには、一食一食の食事を大切にしなければいけません。

とはいえ、多忙な仕事をこなし、スケジュールに追われる現代人、おまけにランナーならば、時間はいくらあっても足りないくらい。きちんとした食事ができないこともあるでしょう。そんな時には、小パックの「かつお節」が大活躍します。ご飯はもちろん、サラダに冷やっこ、炒めものと何にでもふりかけてみてください。かつお節には、ランナーに不可決なたんぱく質が豊富に含まれています。なにしろ、かつお節の成分の77パーセントはたんぱく質なのです。1回の食事で大量に食べられるものではありませんが、毎日とるように心がければ効果があります。