水泳は、地上のスポーツと違って、力の発揮に比例して、スピードが上がるかといえばそうではない。西脇コーチが重視するのは、「ムダな力みをとって、楽で効率的な泳ぎにすること」。力いっぱい頑張らずに、比較的楽に推進力を上げることが可能なのだ。まずキックやプルなどの基礎的な練習を積み重ねる中で、徐々に力みをとっていくことを学ぶ。そのうえで「水感」という、水をつかんだり、放したりをうまくコントロールできる感覚を育てることが重要になる。とはいえ、子どものころから泳いでいる選手なら自然に体得できる「水感」も、大人はどのように身につけていけばいいのか……? 実は西脇コーチ、トップ選手を育てている指導者としては珍しく、スキー競技出身の指導者。そのため大人から泳ぎ始めた人向けの練習ノウハウを懇切丁寧に紹介している。